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<阪神3-8DeNA>◇27日◇甲子園

快音とともに白球が右翼線を鋭く破った。二塁へ滑り込んだ阪神佐藤輝明内野手(22)に16打席ぶりの「H」ランプが点灯した。

2-8の8回1死、今季最多1万7032人の多くが「佐藤輝明」のタオルを掲げる中、佐藤輝はDeNA三上の内角低め147キロ直球をとらえ二塁打。自己ワーストの15打席無安打から脱出した。矢野監督も「切り替える1本になってくれたら」と話し、3連敗の中の光となった。

主軸がブレーキとなった。2点先制された直後の初回1死一、三塁のチャンスで4番大山、5番佐藤輝が連続三振で1点もかえせなかった。大山はこの日チャンスで4度打席が回ってくる中、5打数無安打。得点圏打率は規定打席到達25人の中、最下位の2割3厘。この苦しい状況で、矢野監督は大山だけを責めず全員で打破する考えを示した。

「大山自身も頑張っていくっていうのもあるし、チームもカバーしていくっていうのもあるし、投手が頑張るのも1つやし。悠輔がこの悔しさをどうしていくかが一番大事」

この日は2番糸原、7番中野と打順を入れ替えた。井上ヘッドコーチは「流れを変えるという意味と健斗(糸原)は役割を分かっている」と説明。2番を41試合と一番多く任せている糸原は3度の打席で進塁打、5回には連続二塁打で得点を奪うなど1番近本と息の合ったところを見せた。

2位巨人が7連勝で、8差あったゲーム差はわずか9日で2・5差となった。矢野監督は「巨人がずっと調子がいいのは分かっている。(直接対決しない間に)自分たちがどうするかしかできない。また火曜からしっかりやっていきます」と切り替えた。今季同一カード3連敗は初。DeNAに同一カード3連敗は15年4月以来6年ぶり。前身の横浜、大洋時代を含めDeNAに同一カード3連敗した年は優勝していない。そんな負のデータはチーム全員で塗り替えていけばいい。【石橋隆雄】




大山の得点圏打率の低さがようやく標的に 阪神、2位巨人と8ゲーム差たった9日で2・5ゲーム差に(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f3a79f723811553a96767ec46db44c8b78b4aa 



ゲーム差2.5は流石に焦る #阪神タイガース


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