「ヤクルト-阪神」(23日、神宮球場)
開幕からノーヒットが続く阪神の新外国人ボーアが、ついに球団ワーストの不名誉記録を樹立した。
12打席連続無安打で迎えたこの日の試合は2試合続けて6番での出場。第1打席は左飛、第2打席は二ゴロ。六回の第3打席は無死一、二塁の好機で代わったばかりの左腕、中澤と対戦。空振り三振に倒れ、15打席無安打となった。
これまでの阪神新助っ人の開幕からの連続打席無安打記録は1983年に、あのバースが記録した15打席連続。そのワースト記録に“バースの再来”と期待されるボーアが並んだ。
そして、八回1死の第4打席は左飛に倒れ、16打席連続無安打となった。
ボーアは巨人との開幕カードで12打数無安打。3度も2死満塁で打席が回ってきたが、3打席とも左腕に抑え込まれた。
メジャー通算92本塁打を放った実績を持ち、球団が4番候補として2億7500万円で契約した大物助っ人。不名誉な記録に並んだ形となったが、その後2度の三冠王に輝き、85年の球団唯一の日本一に貢献した“神様”バースに並んだとなれば、ひょっとして吉兆かもしれない?
ボーアの今後の本領発揮が待たれる。
【一軍】阪神4-1ヤクルト
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