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阪神2軍春季キャンプ(21日、安芸)まるで〝アメ車〟や!! 阪神のドラフト1位・森木大智投手(18)=高知高=が21日、藤川球児スペシャルアシスタント(SA、41)にブルペン投球を初披露。今キャンプ最多の60球を投げた。迫力ある投球を目の当たりにした同じ高知出身の大先輩は、森木を「アメ車」と表現。「馬力がすごい」とポテンシャルの高さにうなりっぱなしだ。

鋭く重い直球が音を立ててキャッチャーミットに収まった。まるでアメ車のような馬力だ。最高気温9度。風が強く吹く寒い安芸で、森木のド迫力ピッチングに同郷の大先輩・藤川SAがうなった。

「馬力がすごいもん! マウンドの音もすごいし。ミットに着地した音もすごい。のびやかさとか。ミット音も土を蹴る音が荒々しい。荒々しすぎていいのかっていうところと、おとなしすぎていいのかっていうのでいうと、アメ車とハイブリッド車」

第5クール最終日。森木が投内連係後にブルペンに向かった。緊張の面持ちでマウンドに立つ。2月1日にキャンプインしてから何度も投げてきたブルペンだが、この日はいつも以上に気合が入っていた。後方には藤川SA。20日に安芸入りしたレジェンドに初めて投球練習を披露した。

184センチ、90キロ。恵まれた体格から投げ込む姿に、藤川SAは「肉体はすごいものがあるので、あとは柔軟性が出てくれば。近未来に力を発揮できる能力があるなと感じました。ビックリする成績をおさめる思いますよ。間違いなく。自分っていう本物の芯の持って戦っていけば、世界に行くでしょうね」と大活躍を予言した。森木の夢はメジャー。アメ車のような排気量があれば、世界でも戦える。

熱い視線が背番号20の背中に注がれる中、最速154キロの直球と持ち球のカーブ、スライダー、カットボール、スプリット、ツーシームの変化球全てを投じ、捕手を座らせて今キャンプ最多の60球。43球目からはクイックで投げ、力だけではなく、技も披露した。

「今日のブルペンはそれなりによかったです。腕も振れていました」

最後の10球、自らお願いして江草2軍投手コーチを左右の打席に立ってもらい、投球の感覚を確かめた。キャンプは22日が休日で残すはあと1クール。まだ打者と対峙していないが、順調にいけば、最終クールの23日にフリー打撃、25日にシート打撃登板と段階を踏んでいく。そして、実戦はキャンプ終了後、鳴尾浜に戻ってから2軍戦を予定している。

「(藤川SAから)いっぱい食べて太れって言われました。糖質をしっかり摂って、けがしにくい、いい体にしていきたい。長く野球を続けるためにもしっかりやっていきたい」

持っているモノは一級品。じっくり基礎を作り、藤川SAから太鼓判をもらった期待のドライチが羽ばたく。

■森木 大智(もりき・だいち) 2003(平成15)年4月17日生まれ、18歳。高知県出身。蓮池小3で高岡第二イーグルスで軟式野球を始める。高知中では3年春夏に全国V。中3夏の四国大会決勝で150キロを計測。高知高では1年春からベンチ入り。1年夏からエースも甲子園出場はなし。22年D1位で阪神入団。最速154キロ、高校通算13発。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。年俸1200万円。背番号「20」




早熟との評価もあるが、高校時代は使い減りもなく余力たっぷり。 インタビューでの思考力を聴いていると一流になれる資質を感じる。怪我をしないカラダでタイガースを背負ってほしい。 阪神・森木ド迫力ブルペン まるでアメ車 藤川SA驚愕「馬力すごい」 #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/ecfee202c51fa63ff393f04ea9ce2fd4d01d352e 


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