引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1671809002/
スポニチ12/23(金) 7:30
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/12/23/kiji/20221222s00001000684000c.html
記者はスポニチMLB担当4年目。サッカーW杯カタール大会が終了し、ここ最近は来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の質問を多く受けるようになった。
(1)日本人大リーガーは最終的に何人くらい出場しそう?
11月にエンゼルスの大谷が早々にSNSで出場意思を表明し、パドレスのダルビッシュ、カブスの鈴木も同様の形で出場意思を明らかにした。米移籍1年目となるレッドソックスの吉田、メッツの千賀の2選手も、球団との話し合い次第や、米国ラウンドから参戦など条件付きながら、出場自体には前向き。最終的には2連覇した09年の第2回大会に並ぶ日本人大リーガー5人参戦の可能性もあるかもしれない。
(2)米国代表はどれくらい本気?
米国代表の打線は今オフに右肘手術を受け、出場辞退が確実なフィリーズの主砲ハーパーを除いても、通算の合計が2269本塁打の超重量打線。投手陣は先発が全員2桁勝利の経験のある実力者ぞろい。メッツのバーランダー、シャーザー、ヤンキースのコール、レンジャーズのデグロムの4大エースこそ出場しないが、12月19日の大リーグ公式サイトの報道によれば、ドジャースの先発左腕カーショーの初参戦が新たに決まった。
メジャー通算197勝、サイ・ヤング賞3度で、ド軍一筋15年目の今季も故障を乗り越え12勝3敗、防御率2・28の好成績。球宴ではナ・リーグの先発投手を務め、大谷に中前打を浴びながら、すぐに一塁けん制でアウトに。WBCでは両者の“再戦”や、エンゼルスで同僚の主砲トラウトとの対決などが大きな注目を集めるだろう。ただし、侍ジャパンと米国の対戦は、両チームが勝ち上がった3月19日(日本時間20日)の準決勝ラウンド以降となる。
(3)米国でWBCは盛り上がっているの?
米国出張中は大谷が所属するエンゼルスを取材をする機会が多いが、22年シーズンはあらゆる場面でWBCの話題に遭遇した。エ軍には米国代表の主将を務める主砲トラウト、イタリア代表のスタッシ、フレッチャー、ベネズエラ代表かコロンビア代表で出場予定のレンヒーフォ、東京五輪に続いてメキシコ代表の監督で指揮を執るベンジー・ジル・コーチなど多くの代表関係者を抱える事情もあるが、盛り上がりを肌で感じた。一方、多くの米記者が「WBCの取材には行かない予定だ」と話していたのも事実。日本メディアのように1社が複数の記者やカメラマンを派遣する予定もないという。
ちなみに、カーショーはサッカーW杯で国の誇りを胸に戦う各国の選手たちに触発されたことがWBC初出場を決めた一因だという。世界的に野球の競技人口の減少や人気低下が課題。侍ジャパン、2連覇を狙う米国、その米国より強力布陣がそろう可能性のあるドミニカ共和国のスーパープレーはきっと野球に関心のない世界の人々の心を打つはずだ。大谷がシーズン同様に投打二刀流で出場すれば、さらに話題沸騰だろう。
「開催時期が開幕前だから…」「ケガのリスクが…」などというネガティブな言葉は、ひとまず将来的の課題として棚上げしておこう。大会期間中にメディアの数がどんどん増えていくような、過去最高の盛り上がりを期待している。(記者コラム・柳原 直之)
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/12/23/kiji/20221222s00001000684000c.html
記者はスポニチMLB担当4年目。サッカーW杯カタール大会が終了し、ここ最近は来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の質問を多く受けるようになった。
(1)日本人大リーガーは最終的に何人くらい出場しそう?
11月にエンゼルスの大谷が早々にSNSで出場意思を表明し、パドレスのダルビッシュ、カブスの鈴木も同様の形で出場意思を明らかにした。米移籍1年目となるレッドソックスの吉田、メッツの千賀の2選手も、球団との話し合い次第や、米国ラウンドから参戦など条件付きながら、出場自体には前向き。最終的には2連覇した09年の第2回大会に並ぶ日本人大リーガー5人参戦の可能性もあるかもしれない。
(2)米国代表はどれくらい本気?
米国代表の打線は今オフに右肘手術を受け、出場辞退が確実なフィリーズの主砲ハーパーを除いても、通算の合計が2269本塁打の超重量打線。投手陣は先発が全員2桁勝利の経験のある実力者ぞろい。メッツのバーランダー、シャーザー、ヤンキースのコール、レンジャーズのデグロムの4大エースこそ出場しないが、12月19日の大リーグ公式サイトの報道によれば、ドジャースの先発左腕カーショーの初参戦が新たに決まった。
メジャー通算197勝、サイ・ヤング賞3度で、ド軍一筋15年目の今季も故障を乗り越え12勝3敗、防御率2・28の好成績。球宴ではナ・リーグの先発投手を務め、大谷に中前打を浴びながら、すぐに一塁けん制でアウトに。WBCでは両者の“再戦”や、エンゼルスで同僚の主砲トラウトとの対決などが大きな注目を集めるだろう。ただし、侍ジャパンと米国の対戦は、両チームが勝ち上がった3月19日(日本時間20日)の準決勝ラウンド以降となる。
(3)米国でWBCは盛り上がっているの?
米国出張中は大谷が所属するエンゼルスを取材をする機会が多いが、22年シーズンはあらゆる場面でWBCの話題に遭遇した。エ軍には米国代表の主将を務める主砲トラウト、イタリア代表のスタッシ、フレッチャー、ベネズエラ代表かコロンビア代表で出場予定のレンヒーフォ、東京五輪に続いてメキシコ代表の監督で指揮を執るベンジー・ジル・コーチなど多くの代表関係者を抱える事情もあるが、盛り上がりを肌で感じた。一方、多くの米記者が「WBCの取材には行かない予定だ」と話していたのも事実。日本メディアのように1社が複数の記者やカメラマンを派遣する予定もないという。
ちなみに、カーショーはサッカーW杯で国の誇りを胸に戦う各国の選手たちに触発されたことがWBC初出場を決めた一因だという。世界的に野球の競技人口の減少や人気低下が課題。侍ジャパン、2連覇を狙う米国、その米国より強力布陣がそろう可能性のあるドミニカ共和国のスーパープレーはきっと野球に関心のない世界の人々の心を打つはずだ。大谷がシーズン同様に投打二刀流で出場すれば、さらに話題沸騰だろう。
「開催時期が開幕前だから…」「ケガのリスクが…」などというネガティブな言葉は、ひとまず将来的の課題として棚上げしておこう。大会期間中にメディアの数がどんどん増えていくような、過去最高の盛り上がりを期待している。(記者コラム・柳原 直之)