<エキシビションマッチ:楽天2-0阪神>◇10日◇楽天生命パーク
阪神ラウル・アルカンタラ投手(28)が、再来日後初のマウンドに上がり、最終回を3者凡退と完璧に抑えた。
特別ルールのため0-2の9回裏にマウンドへ。代打和田を2球で追い込むと、154キロ直球で空振り三振。続くカスティーヨも2球で追い込み、154キロ直球で捕ゴロ。最後はオコエを初球の141キロスライダーで遊ゴロ。終始球威で押し込んだ。
矢野監督は「中(リリーフ)に入ってやってもらうことは、今日、また伝えた」と明言しており、後半戦は中継ぎで起用される方針。前半戦は全て先発で7試合に登板し2勝2敗、防御率4・05だったが、初のリリーフでも適性をしっかり見せた。
アルカンタラはオリンピック(五輪)中断期間を利用して一時帰国。7月21日に再来日し、14日間の自主隔離期間を経て、今月5日にチームに合流していた。