1


 阪神のドラフト4位・遠藤成(じょう)内野手(18)=東海大相模高=が、チームが活動休止している今期間に「走り方改革」を行っていることが12日、分かった。若者らしくSNSなどをフル活用。虎で臨時コーチを務めた陸上の秋本真吾氏(38)が“オンライン授業”を行ったことを明かした。どんな状況下でも、本気ならば自身を高められる。

 どんな困難も、この青年の向上心を“待機”させておくことはできない。D4位・遠藤には、つながりたい人がいた。つながる手段があった。助言を求め動画を送信。受信した陸上講師・秋本氏は、舌を巻いていた。

 「遠藤さんは直接インスタグラムで『走り方でアドバイスをください』って、最近連絡が来たんです。その後LINEでもつながって、走る動画を送ってきた。本当に意欲的で本気な人は、やっぱり(この状況下でも)そこまでしてくる」

 3月の2軍練習試合で「プロ1号」を放つなど順調にプロとして踏み出していた。攻守をさらに磨こうとしていた矢先に暗闇に突入-。並の18歳ならば何も手につかなくなるような状況だが、それでも遠藤はこの期間に「走り方改革」を進めていた。手元にスマートフォンさえあれば、SNSで師にアプローチできた。そして“オンライン授業”へとこぎつけた。

 遠藤と秋本氏は、1月の新人合同自主トレ時の出会いから今風だった。秋本氏が振り返る。「野球専門の『トクサンTV』というYouTuberの方がいて、私も数年前に出演したのですが。遠藤選手は初めてお会いしたときに『見ていました』と言ってくれたんです」。あらゆる方向へ、アンテナが向いている。「そういうもの(YouTube)も見て、自分から学んでいる。自分で勉強する意識が高い人というイメージがあります」と感心しきりだ。

 秋本氏にはこの期間、継続して指導を行ってきたソフトバンクの内川も「やっと走れるように球団から許可が出たけど、何から始めればいいかな?」と助言を求めてきたという。この難局も絶対に自分のプラスにしてやろうという点で、秋本氏は遠藤からも超一流に通じるものを感じている。

 「いざ再開したときに、知見がかなりたまった状態で体を動かしにいくという方が、僕はいいんじゃないかなと思います」

 誰より体を動かしたいはずの高卒ルーキーが、頭もツールも駆使し、挑んでいる。




阪神のD4位・遠藤選手が走り方改革を行っていることがわかりました。虎で臨時コーチを務めた秋本氏がオンライン授業を行ったことを明かしました。本日の大阪サンスポに掲載されています。よろしくお願いします。 #遠藤成 #阪神 #サンスポ大阪整理部 阪神情報はサンスポ  https://www.sanspo.com/baseball/pro/tokushu/tigers.html  pic.twitter.com/DGSzrdNbzf



成くん👏👏👏 阪神D4・遠藤、オンライン授業 走りのプロに「アドバイスください」 - SANSPO.COM  https://www.sanspo.com/baseball/news/20200413/tig20041305030003-n1.html  @sanspocomから


続きを読む