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無観客がよかったと思えるノーゲームだったかもしれない。予報はよくなかったがプレーボール。しかし激しい風雨のため3回表で終わってしまった。内輪の話で申し訳ないが、こういう試合は取材をする方も、される方も困る。

「点が入ってたら入ってたでヒットを打った人はなんかもったいないような感じはするし…」。虎番キャップに対して指揮官・矢野燿大はそんな話をしていたようだ。煮え切らない、その感覚は分かる気もする。

阪神は2回まで打者6人が無安打、1人の走者も出なかった。三振が記録されない大山悠輔、佐藤輝明はもうけた? かもしれない。いや、正直、チーム自体にとってもそうだったかも…と感じたりする。広島先発の左腕・高橋昂也のデキはなかなかよかった。もちろん序盤ではあったけれど、阪神打線、かなり打ちあぐむような気配はあった。

阪神先発の伊藤将司も1、2回と三塁まで走者を進めながら無失点としのいでいた。しかし、そこはルーキー。他の先発投手と比べ、期待度は違うはず。いずれにしても雨で消えた試合をどうこう言っても仕方はないのだけれど、なんとなく阪神に「運」が向いている気がする。

この雨で「2連戦」となった今回の広島戦。2日の試合に勝てば阪神は21勝9敗、貯金12になる。この数字にはちょっとした意味があると思う。貯金12ということは、イヤな話だが、12カード連続で負け越したとしても勝率5割をキープできるということだ。

次の対戦、4日ヤクルト戦(神宮)からの12カードといえば…。そう、今月25日に対ロッテから始まる交流戦が終了するまでの全カードになる。交流戦は例年、ペナントレースにおいて大きなポイントだ。今後、チーム状況が悪くなったとしても、少なくともそこまでは互角以上に戦える計算になる。

中には2連戦もあるし、スイープを食らったり、大型連敗を喫したりすれば、もちろん話は変わってくるのだが、他球団と比べ、余裕をもって戦いを進めていける数字だ。首位だから当たり前といえば当たり前なのだが、そこは阪神、「安心理論」がほしい。

東京ドームでは巨人が中日に連敗。これでゲーム差は「3」に広がった。これは4月20日から同じ東京ドームで3連戦を戦って阪神が負け越した直前のゲーム差と同じだ。(敬称略)【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)




順位表! ふたたび3ゲーム差!阪神強い!!! pic.twitter.com/P5hexcFxE9



真の #ツイてるねノッてるね といえるためにも今日勝たないとあかんでえ!「ラッキータイガース ラッキータイガース🎵」 #阪神タイガース #中山美穂 【虎になれ】なんだかツイてる阪神 きょう勝って意味ある貯金12だ(日刊スポーツ)  https://news.yahoo.co.jp/articles/67b613729de86ea5a6ca9cb43e0ef42bb888bb33 


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