阪神春季キャンプが13日から第3クールを迎える。第2クール中は実戦3試合があり、開幕へ向けて、若手がしのぎを削った。
野手で目立ったのは昨季レギュラーとして規定打席に達した糸原と近本だ。キャプテン糸原は3試合で6打数3安打。シュアな打撃は健在で、積極的な走塁には意識の高さが見えた。矢野監督肝いりの2番で出場する近本も3試合連続安打、一発を放つなど、2年目のジンクス打破へ上々のスタートを切った。
助っ人勢とレギュラーを争う大山と高山は3試合フル出場した。高山は13打数3安打、大山は12打数2安打。今後はボーア、サンズ、マルテに加えて、ベテラン福留、糸井もキャンプ中に実戦出場する可能性がある。今後は競争が本格化するだけに目の色を変える2人から目が離せない。
投手陣もアピール合戦を展開した。先発では復活を目指す藤浪が注目を集める中、実力者岩貞が圧巻の仕上がりを披露。5年目望月やダークホース飯田も好投し、開幕ローテ候補に名乗りを上げた。中継ぎ陣では守屋、谷川が快投。投手陣もガルシア、エドワーズ、ガンケル、スアレスの助っ人、実績組の能見、藤川、中田、西勇、岩崎らが控えるだけに、コツコツと結果を積み重ねたいところだ。
第3クールでは15日・広島戦(宜野座)、16日・楽天戦(同)と2試合の実戦がある。今キャンプは助っ人7人が参加。開幕が早いこともあり、限られた出番の中で、アピールが求められる。南国でのバトルは第3クールも熱くなりそうだ。
(デイリースポーツ・杉原史恭)
阪神 実戦サバイバルスタート
若手、ベテラン、助っ人の激しい争い
(デイリースポーツ)
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