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<阪神2-3ヤクルト>◇2日◇甲子園

阪神が延長10回、最下位ヤクルトに痛い競り負けを喫した。5番手馬場が決勝点を献上し、連勝は3でストップ。首位巨人とのゲーム差は7・5に開き、6日にも自力V消滅の危機に立たされた。救いは絶好調の4番ジェリー・サンズ外野手(32)の一時同点2ラン。来日初の3戦連発で希望をともした。

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敗戦の中、サンズが意地を見せた。2点を追う7回。先頭の3番糸井が中前打で出塁すると、4番サンズが振り抜いた。先発山中の外角109キロスライダーを強振。打球は夜空に高々と舞い上がり、左中間席に飛び込む14号2ラン。来日初の3試合連発で、一時試合を振り出しに戻した。ベンチ前では連日の「ハッピーハンズ」パフォーマンスも披露した。

「山中投手にずっといいピッチングをされていた中で、糸井さんが出塁してくれたからかえしたいと思っていたよ。珍しく甘く入ったボールを、一発で仕留めることができて良かったね」

打線は過去4勝7敗と苦手にしている技巧派右腕、山中にこの日も苦しんだ。下手投げから出てくる100キロ台のスライダーと120キロ台の直球でタイミングを外され、6回まで2安打無失点に封じられた。得点圏打率トップを誇るサンズも、4回1死一、二塁の好機で二飛。103キロのスライダーで打ち取られていた。だが、同じ失敗は繰り返さない。同点弾の場面はカウント3-1まで全球見逃し、甘い球を待った。そして5球目。この打席初めて投じられた遅いスライダーを、待ち構えて仕留めた。

前日1日の同カードは、先制打&サヨラナ弾とチーム全打点となる3打点。文句なしのヒーローとなった。試合後には「これからもホームランを打っていくと思う。(自身の結果で)勝ったり負けたりするので、しっかり打っていきたいと思います」と、4番の自覚も語った。8月20日巨人戦(東京ドーム)から4番に座り、12試合で打率3割2分6厘、5本塁打14打点と好調をキープする。この日も打線はサンズの2打点のみと寂しさも残るが、頼れるそのバットは明日以降も止まらない。【奥田隼人】

▼阪神選手の3試合連続本塁打は、大山が今季8月8日広島戦から10日DeNA戦で3試合連発して以来。外国人選手では、ゴメスが15年9月19日DeNA戦から21日ヤクルト戦の3戦連続以来。

▼阪神は最短6日に今季の自力優勝の可能性が消える。3日ヤクルト戦●で4~6日巨人戦●●●なら、7日以降の54試合に先勝しても最終成績は84勝33敗3分けで勝率7割1分8厘。巨人は阪神戦の11試合に全敗しても、他球団との44試合に全勝すれば7割2分6厘となり、阪神を上回るため。




もう自力V消滅ってマジック点灯するの? サンズ来日初3戦連発 自力V消滅危機に希望ともす  https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009020001007.html?utm_source=twitter 



@keita_adachi あくまでも最短の場合の話ですけどね。 https://twitter.com/fukudasun/status/1301158891888107521?s=20 


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