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<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

「テルに差をつけたと思ったけど、すぐに追いつかれちゃったよ」

これは、5月28日西武戦(メットライフドーム)の試合中に配信された、阪神ジェリー・サンズ外野手(33)のコメント。6回に勝ち越しの12号ソロを放ったが、直後にドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)も12号ソロですぐに追いついた。

そういえば、サンズのコメントにはよく「テル」が登場するような…。そう思い、これまでのコメントを並べてみた。短い言葉にユーモアと人柄の良さ、そして大物ルーキーへの温かいまなざしがにじんでいる。

★3月10日オープン戦広島戦(甲子園) サンズが5回に2点二塁打を放つも、直後に佐藤輝が甲子園初アーチ

「タイムリー打って、チームを盛り上げた後に、また佐藤がホームラン打って盛り上がったんですけど、ちょっと自分的には悲しくなりました。全部、持っていかれた、そういう気持ちがあります。みんな2点タイムリーを打ったのを忘れていたよ(笑い)」

★4月9日DeNA戦(横浜) サンズがダメ押しの右前適時打。直前に佐藤輝が場外への特大3号ソロ

「本当はテルくらい飛ばそうと思っていたんだけどね(笑い)」

★4月10日DeNA戦(横浜) サンズが5号2ラン

「昨日のテルほどまでは飛ばなかったけど、それでも勝利につながったので良かったよ」

★5月9日DeNA戦(横浜) サンズが左中間を破る適時二塁打。一塁走者の佐藤輝が生還し同点に

「テルが塁に出てくれたから、次に次に攻撃を長く続けるようなバッティングができればと思っていたよ。テルが良く走ってくれたね。グッジョブだよ」

★5月28日西武戦(メットライフドーム) サンズが12号ソロ。佐藤輝は11号ソロ、12号ソロ、13号3ランと量産

「テルに差をつけたと思ったけど、すぐに追いつかれちゃったよ」

3月5日のオープン戦初戦のソフトバンク戦。初打席で1号を放った佐藤輝について、サンズは「ああいうミスした打球でもそのまま入ってしまうパワーがあるし、見ていて技術面もすごく才能があるなと感じるので楽しみな選手」と話していた。これまで自身が使っているサポーターをプレゼントしたり、試合前練習でアドバイスしたりと、才能あふれる“後輩”を気に掛けている様子。メジャー経験豊富な助っ人にとっても、規格外のルーキーは興味深い存在のようだ。

佐藤輝も、サンズのアドバイスを貪欲に吸収している。初めて4番に座り、8号の満塁弾を放った5月2日広島戦(甲子園)では「ジェリー(サンズ)がアドバイスをしてくれて、そのアドバイスを生かして前で拾うことができました」と感謝していた。

互いを高め合うライバルのようで、慕って、慕われる先輩後輩のよう。2人の関係性がにじむコメントが、ひそかな楽しみだ。【阪神担当 磯綾乃】




いいね! 阪神サンズのコメントにはよく「テル」が登場 佐藤輝明もアドバイス感謝(日刊スポーツ)  https://news.yahoo.co.jp/articles/e643ab5fc737aecc2bb9572ff3d2aec32660fb2f 



阪神サンズのコメントにはよく「テル」が登場 佐藤輝明もアドバイス感謝(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/e643ab5fc737aecc2bb9572ff3d2aec32660fb2f  サンズ素敵やん⌒♡♡


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