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<DeNA1-4阪神>◇8日◇横浜

空中戦も強いが、地上戦も強い! 阪神のドラフト1位ルーキー佐藤輝明内野手(22)が2打席連続で弾丸ゴロの適時打で勝利に貢献した。DeNAの遊撃手が二塁ベース後方を守る「佐藤輝明シフト」を強烈な打球でぶち抜き、4回に先制点、5回は追加点をもぎ取った。4番として2安打2打点と仕事をこなし、これでリーグ単独トップの28打点。首位快走のチームは今季デーゲーム13連勝で最多タイの貯金13とした。

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地をはうゴロがあっという間に外野へと抜けていった。0-0の4回2死三塁。DeNAはルーキーながら4番を務める佐藤輝に対し、二塁手が一塁側へ寄り、遊撃手が二塁ベース後方で待ち構えた。そのシフトをものともせず、ロメロの151キロをはじき返した痛烈なゴロは二塁ベースの右、狭い二遊間を抜いた。

「ランナーがいる場面でしっかり打点を稼ぐことができたので良かったです」

きっちり先制点を挙げると、5回にもうひと仕事。近本の勝ち越し打、糸原の犠飛に続いて2死一、二塁で再びロメロの速球を捉え、狭い一、二塁間をゴロで破り、この回3点目を運んだ。2打席連続で野手が反応しきれない高速打球をぶちかまし、シフトを無効化した。

今季甲子園では阪神の選手が本塁打を放つと弾道測定器「トラックマン」で各数値が表示される。打球速度ではマルテ、サンズの助っ人を差し置いてここまで佐藤輝がチームトップの時速175キロ。前日7日に右翼席上段まで運んだ「業務スーパー弾」のような空中戦だけでなく、その強いスイングは地上戦でも脅威になることを証明した。

ドラフト制後の新人最速で10本塁打に到達するなど記録が注目されがちだが、4番を任された3試合すべてで打点を挙げる「実務面」が光る。打点は並んでいた巨人岡本和をかわし、リーグ単独トップの28点。佐藤輝は「中軸が打てばチームも盛り上がると思うので、4番でいい仕事ができて良かった」と勝利に貢献できたことを何より喜んだ。

連日活躍するルーキーに対して、矢野監督は「毎日のことなので別にびっくりもしない」ともはや特別視していないようで、「勝ちに貢献したり、相手に与えるダメージというのもあった中のヒット。内容としてはすごくいい」とその仕事の中身を評価した。

佐藤輝とドラフト同期で、先発の伊藤将は25歳の誕生日だった。3勝目を2打点でアシストでき「打点というプレゼントで良かったと思います」と照れながら喜んだ。頼もしいルーキーが「打」でチームをさらに盛り上げる。【林亮佑】




ホホゥ🤭🐯 佐藤君に対して? 佐藤輝シフトなるものをDeNAは用意したのか? 二塁手が一塁側へ寄り 遊撃手が二塁べース後方で待ち構えたという ボーアさんみたいなシフトが有効だと?思ったかな? 蓋を開けてみれば? 佐藤輝サマの弾丸ゴロで シフトはアッサリ破れましたとさ☺️🐯🎵 しかも2連続ww pic.twitter.com/tHTzc03u8O



@Taka87395102 シフトをぶち抜く打球!!


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