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 阪神・湯浅京己投手(23)がさらなるパフォーマンスアップを期し、23年版のインソールを発注した。オーダーメードのインソールを作製するブランド「リルワンスター」の協力で、詳細な分析を既に完了。来季の守護神最有力候補に挙がる右腕は、強力な相棒とともに“足場”を固める。

 今季の躍進に甘んじることなく、熱き右腕の目はすでに来季を見据えている。湯浅はプロ1年目の19年夏から「リルワンスター」のインソールを愛用。オフのたびに改良を重ねてきており、この日までに23年版の大枠ができあがった。

 阪神・梅野やオリックスのT―岡田なども着用する「リルワンスター」のオーダーメードで、最大の特徴が理学療法士・菊池貴之氏の動作分析によるミリ単位での調整だ。今回は自主トレ先で、湯浅が靴を脱いだ状態での歩行やバランス運動を繰り返し、最新データの測定を実施。測定に立ち会った同ブランドの大野友寿氏は独自の強みを明かす。

 「従来の立位で足型を取って得られる情報って、凄く限られているので。選手の実際の動き、癖に対して矯正をかけて誘導するのがリルワンスターの一番の特徴です」

 プロ入り後に3度も腰椎分離症を繰り返してきた。腰に負担を与えぬよう、特製インソールには急激に後ろ方向へ体重がかかる癖を制御する誘導が施されている。個人トレーナーとしてもオフの練習に携わっている菊池氏は「根本的にはものを使わないで、フラットな状態で負担がかからない動きができることが望ましい」とし、続けて「下半身の動きがズレて、上半身で何とか合わせて投げる状態が今季の中でもあったので。特に下半身の使い方は伸びしろがとてもある」とさらなる成長を見込んだ。

 一流アスリートは細部にまでこだわる。サッカー・カタールW杯でベスト16入りを果たした日本代表DF・吉田麻也主将は、スパイク内での数ミリのズレがキック精度に影響することを早々に察知。プロで最初に所属した名古屋時代から、足型にマッチした特注の中敷きを使用している。

 新しいインソールには来春の沖縄での自主トレで試用後、微調整が加わる予定。WBC選出に備えつつ、守護神としてのシーズンフル稼働に向け、力強い足音を踏みならす。(阪井 日向)

 ▽リルワンスター 株式会社「シヴァリージャパン」が手がけるブランドで、インソールのほか健康ジュエリー、アパレルなども扱う。日本ハム・新庄監督も愛用し、20年のトライアウトではリストバンド、昨年の就任会見ではネックレスを着用した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c534c07c2e6f64c6c13bab676dfe262239c86a92


文字通り、足元をしっかり固めていきます。 阪神・湯浅 守護神へ!WBCへ!足固め 特製インソールでシーズンフル回転!!― スポニチ Sponichi Annex 野球  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/12/20/kiji/20221220s00001173096000c.html 


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