◇セ・リーグ 阪神―ヤクルト(2019年9月19日 甲子園)
阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)はプロ入り初めて「3番・左翼」で先発出場。初回2死無走者で打席に入るとヤクルト先発・小川から右前打を放ち、今季154回目のHランプをともした。
甲子園の虎党も大歓声を送った。1958年に長嶋茂雄(巨人)が記録したセ・リーグシーズン新人153安打を抜き、61年ぶりに同リーグ単独1位の座に上り詰めた。
18日の同戦では今季13度目の猛打賞を記録して一気に“ミスター”の記録に肩を並べたが勢いは止まらない。「1日1本を打とうという意識でやっています」と話すように4試合連続安打となる1本で歴史を塗り替えた。