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<阪神3-1広島>◇12日◇甲子園

阪神大山悠輔内野手(25)が決勝18号3ランを放ち、3連勝で今季最多タイの貯金3を導いた。初回の好機で広島遠藤の直球をバックスクリーン左に運ぶ会心弾。前日好機で併殺打に倒れ、矢野監督から奮起を促されていた男が1発回答を決めた。18本はサンズと並ぶチーム最多で30本ペース。阪神では85年日本一以来35年ぶりのダブル30発超えも見えてきた。キング争いも21発でトップを走る巨人岡本とTG決戦の様相だ。

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大山が捉えた弾丸ライナーは、グングン伸びてバックスクリーン左に飛び込んだ。初回2死一、二塁。先発遠藤の外角高め142キロを完璧に捉えた。「もう打つだけだと思っていました。今日は自分が先制打を打つという気持ちで打席に入りました」。直前の先制機で4番サンズが倒れ、視線は5番に注がれた。ここで打ってくれ。ファンの、首脳陣の思いに最高の形で応えた決勝の18号3ランだ。

前日は初回、サンズの先制打後の好機で三ゴロ併殺打。追加点を奪えなかった。矢野監督から試合後「あそこで一気にもっていける試合」と奮起を促された。勝っても心から喜べなかった夜を経て、悔しさを大事な場面の一振りに込めた。

1発回答に指揮官も笑顔だ。「一番いい場面で打ってくれた。これからもランナーを置いた時にこそ、かえせるバッティングをしてもらいたい」。終わってみればこの3ランが唯一の得点。少ない好機を捉えた価値ある一撃となった。

1年目から本塁打を7、11、14本と増やし、今季は本塁打王争いに加わる勢いだ。18本はサンズと並ぶリーグ2位で、トップの巨人岡本に3本差。キング争いもTG決戦の様相を呈してきた。現在30発ペースで、阪神から30本塁打以上が2人出れば、85年以来35年ぶりに球団史をこじ開ける。

ボールを遠くに飛ばす天性は、軟式から硬式野球に変わった高校1年からすでに光っていた。当時、つくば秀英(茨城)の監督として指導した沢辺卓己氏は「ボールをバットに乗せる技術、スピンをかける技術はすごいあった」と振り返る。投手兼野手として入学した大山は、沢辺氏の投手育成メソッドで股関節の使い方を学び、野手としての飛距離につなげた。学んだ極意を胸に、この日の1発がプロ通算50号。8回にも右翼フェンス直撃の二塁打と長打力を発揮し、2安打3打点と気を吐いた。

今季初の甲子園でのデーゲームを飾って3連勝。3カードぶりの勝ち越しを決め、今季最多タイの貯金3とした。お立ち台に立った大山は18本塁打に「まだまだ」と謙遜し、「勝利に貢献できるような一打を増やしていきたいと思います」ときりり。15日からは敵地に乗り込み、首位巨人と3連戦が控える。バットで4連勝を導き、勢いをつけて東上したい。【奥田隼人】




岡本は金魚鉢ドームなので圧倒的有利ですが甲子園本拠地で30本はHRバッターとして意義がある。阪神大山、サンズとダブル30発視界、V85年以来  https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009120000970.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp 



‾阪神 #大山 #サンズ とダブル30発視界、V85年以来(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/f982f0d95939a6c990b25c6ef655227e917c68e4#  #ボーア にも期待するよ。


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