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 精巣がんを克服した阪神ジョン・エドワーズ投手(32)が11日、甲子園での練習後にオンライン取材に応じ、自らの経験を生かしたチャリティー活動に意欲を示した。新助っ人は2014年オフに精巣がんを患い、切除手術を経て翌年メジャーに復帰。昨年大腸がんから復活を遂げた原口と共にがん患者へ勇気を与えるつもりだ。

 新天地で戦うモチベーションが一段と高まった。エドワーズは同じがんから復活を遂げた原口のチャリティー精神に賛同。日本で成功した暁にはがん患者の力になりたい。「自分たちの経験はすごくいいことかなと思う」と語る心優しき助っ人が使命感を口にした。

 「今はあまりチャリティー活動はできていないんだけど、自分が野球をやっている姿で人々に勇気を与えられたらうれしい。ここで結果を出して、お金を稼いだ時、チャリティー活動ができる場所が見つかった時にやりたいなと思っています」

 身長196センチの“ビッグジョン”は不屈の男だ。14年オフに精巣がんを患い、切除手術を経て翌年メジャーに復帰。15年はレンジャーズとパドレスで22試合に登板。「同志じゃないですけどね。そういう思いを持って僕も野球を頑張ります」。エドワーズの入団が決まった際、原口はそう話し、バッテリー結成を心待ちにしていた。

 新助っ人も原口の人柄にほれ込み、ラブコールだ。練習、試合中から「自分のことをすごくサポートしてくれるんだ」とにっこり。「すごく明るい性格。プレーヤーとしても人としても、すごく尊敬しているんだ」と最大級の敬意を込める。

 コロナ禍が続く中、エドワーズはカーブの精度向上に取り組んでいる。ナチュラルにカットする直球、縦変化のスライダーに加え、「こっちでは緩急を付けることがすごく有効だと思った」と実感。すでに試合でも試し、効果は実証済みだ。

 昨季、阪神でプレーしたジョンソンがカーブを武器に大活躍したという成功例もある。「彼がカーブを使っていい投球をしたというのは知っている。自分も使っていきたい」。セットアッパーの期待に応え、ファンへ希望を届ける







阪神・エドワーズ、ともにがんから復帰の原口と社会貢献バッテリー組む「選手、人として尊敬」  https://www.sanspo.com/baseball/news/20200512/tig20051205030003-n1.html  @sanspocomより


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