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 【トラとら虎】

 阪神のジョー・ガンケル投手(29)は先発スタッフの勝ち頭としてチームの信頼度を高めている。目下4勝0敗、防御率1・78はいずれもチームトップ。「昨年より安定感が増し、勝ちを計算できる存在になってきた」と首脳陣は目を細める。

 身長196センチ、体重102キロ。パワーピッチャーの印象だが、正体は違う。制球力と多彩な変化球で勝負する技巧派。「日本の投手から打者のタイミングを外す大事さを教わった。同じ1球でも常に変化をつけることを学んだ」。首脳陣や投手仲間への貪欲なまでの質問攻めは有名である。

 米フロリダ州生まれ。ウェストチェスター大を経てメジャー入りを目指したものの、果たせず7年間マイナーリーグを転々とした苦労人。鳴かず飛ばずの右腕に目をつけたのは、救援投手として2003、05年の優勝に貢献したジェフ・ウィリアムス駐米スカウト。「日本の打者はミートがうまい。抑えるには細かい制球力がカギ。ガンケルなら成功する」と推薦した経緯がある。

 昨年は日本球界への不慣れもあって28試合登板、2勝4敗、11ホールドに終わったが、残留の決め手になったのは、やはり制球力。そういえばマイナー時代には9イニング平均の四球がわずか1・49個という記録を持つ。4勝目を挙げた4月18日のヤクルト戦(甲子園)では初回の先頭打者から15人目まで初球にボール球を投げなかった。

 テンポがいいとバックの守りや打線の援護がよくなるのは当然かもしれない。「常に梅野捕手と意思の疎通は取れている。サインに首を振ることはほとんどない」と信頼を寄せる。梅野もサイン通りにきっちり投げ分けてくるのだから、リードのしがいがあるだろう。

 チーム最多の勝ち星にもおごりはない。チェンが日本球界10年ぶりの白星で追走すれば、入団間もないアルカンタラもデビューに虎視眈々。生存競争の激しさをいつも認識しながらマウンドに立っている。(スポーツライター・西本忠成)




右打者の外角へのカットボールが生命線やな。 #阪神タイガース #阪神 #ジョーガンケル #ガンケル #虎バン #虎エール



今の阪神の外国人投手みんなイケメンやな。 ガンケル、スアレス、チェン (今どうでもいい)


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