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<阪神投手指名練習>◇27日◇甲子園

2位阪神が、本拠地甲子園で投手指名練習を行った。秋山、青柳、伊藤将、西勇、ガンケルが参加。28日から広島3連戦、10月1日からは中日3連戦。秋空のもと、甲子園での6連戦へ向け調整を行った。

前週は中日、巨人との敵地6連戦を3勝1敗2分けで勝ち越した。22日には中日戦で敗れ19日ぶりに首位陥落したが、巨人には2勝1分けと勝ち越し、首位ヤクルトにゲーム差なしの2位につけている。10年ぶりの8連勝と波に乗るヤクルトにピタリとくっつき、狙うは本拠地での再奪首だ。

疲れもたまるシーズン終盤。ここにきて先発陣の奮闘が光る。21日からの6試合中4試合で先発陣がクオリティー・スタートをマーク(先発投手が6回以上自責3点以内)。25日巨人戦は高橋がプロ初完封を果たし、前日26日はガンケルが6回1失点で約1カ月ぶりとなる8勝目を挙げた。

個人記録にも注目集まる。秋山と青柳は10勝でリーグ2位。巨人高橋が11勝でハーラートップを走っており、最多勝へデッドヒートを繰り広げる。ドラフト2位伊藤将は、球団新人左腕では67年江夏(12勝)、86年遠山(8勝)以来、3人目の快挙となる8勝目がかかってから、3戦足踏みが続いている。2試合連続でクオリティー・スタートの好投を見せており、安定した投球を継続させる。

この日は各投手がキャッチボールやダッシュなど、それぞれの調整に取り組んだ。残り23試合。命運を握る先発陣が黙々と準備を進めた。



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