阪神のドラフト7位・中川勇斗捕手(18)=京都国際=は、高卒1年目ながら、現在ウエスタンでは打率・282を記録。平田2軍監督も「ちびマルテ」と形容するほど、打撃センスが高い。中川本人もマルテのスイングを理想としており、鳴尾浜で己を磨いている。
172センチと小柄な中川だが、打席での立ち姿はベテランような風格すら醸し出している。甘い球を逃さず、厳しいコースを突かれた球に対しても体をうまく回転させ、ヒットゾーンへと運ぶ。打てる捕手の候補として、評価を上げている。
3月24日のウエスタン・オリックス戦での公式戦初打席から12打席連続無安打とプロの壁にもぶつかったが、悔しさを糧に技術の向上に励み、今月29日時点で打率・282(71打数20安打)、2本塁打、11打点と好結果を残す。
28日のファーム交流戦・巨人戦でも昨季11勝を挙げた高橋から決勝2点適時打を含むマルチ安打。平田2軍監督も「ちびマルテだよ!!打席での気持ち、メンタルが彼は強い」とマルテの打撃をイメージしながら絶賛だ。
打撃を買われ、捕手だけでなく指名打者としての出場もある。「まだまだなところが多いんですけど、自分のスイングが最近はできているかな」と中川は自己分析。8月は公式戦出場8試合で3度の複数安打と固め打ちの印象も際立っている。
そんな中川には、理想のスイングがある。30日から1軍に復帰するマルテだ。的確にボールを見極め、失投を一振りで仕留める助っ人を観察し「本当にマルテはいいスイングをする。ああいうスイングを見習っていきたい」と、お手本にする。
捕手としてのインサイドワークも首脳陣から評価されており、30日のウエスタン・ソフトバンク戦では秋山とバッテリーを組む。近い将来、打てる捕手として正妻争いに殴り込みをかけるために、さらに打力を磨いていく。
◆中川勇斗(なかがわ・はやと)2004年1月27日生まれ、18歳。愛知県出身。172センチ、72キロ。右投げ右打ち。捕手。味岡小1年から「味岡キングス」で野球を始める。味岡中時代は「愛知尾州ボーイズ」に所属。京都国際では、3年時に春夏連続で甲子園に出場し4強進出に貢献。高校通算18本塁打。2021年度ドラフトで阪神から7位指名を受ける。
誰かに例えられるの本当好きじゃないけどちびマルテかわいい〜👶🍼今日はスタマスだって!よ!私!
阪神・ドラ7中川は「ちびマルテ」高卒1年目ながら打率・282 平田2軍監督絶賛/阪神タイガース/デイリースポーツ online https://www.daily.co.jp/tigers/2022/08/30/0015595011.shtml … # @Daily_Onlineより
続きその2。今、ファームで奮闘中なんがドラ7中川クン。今朝のデイリー2面に大きく載っています。平田2軍監督は『ちびマルテ』と読んでるそうな。で『でかマルテ』は今晩1軍みたいですな。#阪神タイガース pic.twitter.com/91UPer8p6H