獰猛(どうもう)な虎になれ! 阪神の川藤幸三OB会長(70)が29日、開幕から2勝7敗で最下位に沈む矢野虎に猛ハッパをかけた。打てない、守れない現状を「考える虎」と表現。結果を気にせずに思い切りスイングせんか! と新助っ人のジャスティン・ボーア内野手(32)には、初球からどんどんバットを振っていくように求めた。(取材・構成=三木建次)
開幕直前の練習試合(5勝3敗3分け)で、投打とも内容のある戦いをしていたので「今年はかなりやるんちゃうか」と期待していたんや。ゲートが開いた瞬間、こうなるとは正直、思っていなかった。春季キャンプ、練習試合のときの「元気な虎」は、どこに行ったという感じやな。
ボーアも練習試合で3試合連続ホームランを打ったときは「本領発揮やな」と思っていたが、シーズンに入ったら別人や。原因は技術よりも気持ちの問題。もっと初球からバットをどんどん振っていかなアカン。
象徴的だったのは20日の巨人戦。七回2死満塁で左腕・高木の外角直球にバットがピクリとも動かず、1ボールから3球連続で見逃して三振した。空振り三振でもええ。バットを振らないと何も起こらん。“お見合い”とは違うで。打席に立って、相手投手を見ているだけではなく、獰猛(どうもう)な虎になって襲い掛かっていかんと。勝負の世界なんやから。
日本の投手のデータや情報を、頭に入れすぎているんと違うか? 同じ新外国人でも、DeNAのオースティンは初球からガンガン振っている。ボーアは結果を気にしすぎるあまり「考える虎」になってしまっている。
バースの再来やと言われているけど、バースも1年目(1983年)の開幕直後は変化球に戸惑い、しばらくバットが振れんかったと記憶している(15打席連続無安打)。開き直って振るようになって、結果が出はじめた。振ることによって、タイミングもわかってくる。だから、同じ三振でも空振りがええ。
サンズにもいえることやけどな。27日のDeNA戦(横浜)で逆転3ランを打ったけど、28日の試合では2つの見逃し三振。甘い球を打ち損じ、カウントを悪くして、バットが出なくて…。他の日本人選手もそう。ちょこんと当てるだけの打球が多すぎる。振りきらんと。
開幕から9試合で借金5か。今年は120試合になったし、そりゃ痛いわな。でも、振り返ってもしようがない。リリーフ陣は若手が多い。彼らは1点もやれないと必死になって、縮こまって投げている感じがする。打線が取れるときに1点でも多く取って、援護してやらんとアカン。
30日から中日戦(ナゴヤドーム)、広島戦(マツダ)と、まだ敵地で6試合続く。この6連戦が大事。ここで悪い流れを断ち切らないとズルズルいってしまう。ボーアも(29日に)一日休んで頭を整理して、ここでどう変わるか、注目しているんや。他の日本人選手たちも、春季キャンプで泥にまみれたときのことを思い出して、獰猛な虎になって甲子園開幕(7月7日、巨人戦)を迎えてほしいもんや。
★大山&高山にも熱いメッセージ
川藤OB会長は助っ人や糸井、福留から定位置を奪えなかった生え抜きの大山&高山にも熱いメッセージだ。開幕9試合でスタメンは2試合ながら、代打や途中出場で打率3割(10打数3安打)の大山には「数字じゃない。矢野監督に『スタメンで使い続ける』と思わせるような勝負強さをみせることが大事」。打率・000(6打数無安打)の高山には「春季キャンプのときのように、試合でもフルスイングしないと」とゲキを飛ばした。
阪神の川藤OB会長は、最下位に沈む矢野虎に、獰猛な虎になれ!と猛ハッパをかけました。本日の大阪サンスポに掲載されています。よろしくお願いします。
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阪神よ、獰猛な虎になれ!川藤OB会長が最下位に沈むチームにハッパ(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
一方、川藤さんの場合、読まずとも大概言いそうなことはわかるし、害はない気がする。 https://news.yahoo.co.jp/articles/ac3a44bf54b82d30becd473bf0132b3dc469b2b4 …