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 阪神のドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社高=が1日、バックスクリーン3連発の再現を誓った。他の新入団7選手と甲子園歴史館を見学し、85年の伝説シーンに感激。「自分が一番最後の打者だったらいいな…」と、当時の大トリの岡田彰布氏(62)のように劇弾を放つ姿をイメージした。

 「もう一度、プロ野球選手になって打ちたい」。今夏の甲子園は決勝戦で星陵を下し、ヤクルトのドラフト1位・奥川からバックスクリーンへ特大アーチ。偉大な先輩がまた、心を沸き立たせてくれた。バース、掛布、岡田。「僕もホームランバッターを目指してやってきているので」と熱い気持ちを隠さなかった。

 球団地元の大阪出身で30発をクリアしたのは、85年の岡田(35本)だけ。近未来の主軸候補にかかる期待は絶大だ。高校通算49本塁打、187センチ、97キロ。館内には自身が甲子園で使用したバットが展示されており「1日でも早く活躍して飾られたい」とプロでも歴史に名を残すつもりだ。

 右足首捻挫の影響でこの日の体力測定は一部見送り、当面は体幹強化が中心になりそう。「タイガースに入っても年齢は一番下。焦ることなく、しっかりと準備していきたい」とメンタルも頑丈だ。大阪生まれの右の大砲。「岡田2世」の襲名権は、十分すぎるほど持っている。(長田 亨)

 ◆バックスクリーン3連発 1985年4月17日の巨人戦(甲子園)。1―3の7回2死一、二塁からバースが逆転3ラン。掛布、岡田も続き、クリーンアップが3者連続で槙原から中越え本塁打を放った。球団史上唯一の日本一に輝いた85年の象徴的なシーンとして、阪神ファンの伝説となっている。




「もう1度、プロ野球選手になって、バックスクリーンにホームランを打ちたい」by井上広大 #日刊スポーツ 広大くんはしっかり育てて4番を打てる選手に育ててもらいたい! 勝男ちゃん!頼むよ!🙏 pic.twitter.com/ml96Obgdwv



阪神2位井上広大、甲子園で「もう1度」ホームラン  https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912010000920.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp  ドラフト2位の履正社・井上広大外野手(18)は甲子園歴史館で展示された「バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発」に刺激を受けた。


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