阪神のドラフト4位・前川右京外野手(18=智弁学園)が8日、西宮市の鳴尾浜球場で行われた2軍のシート打撃に参加した。第1打席で非凡な打撃センスをいきなり発揮した。
阪神のブルペンを支える左腕・岩崎と対戦。調整中ながらカウント2―1からの外角直球を逆方向にはじき返し、左翼フェンス直撃の二塁打で強烈なアピールを行った。第2打席では同じ新人の岡留に空振り三振、第3打席では牧に四球と2打数1安打の成績だったが、左対左で岩崎の直球をとらえた打席は光った。
「前川がいいと聞いている」とキャンプから楽しみにしていた矢野監督も初めてその打席を見届けた。安芸キャンプでの練習試合では3試合で4打数3安打と結果を出していた。チームのコロナ禍で練習でもブランクはあったが、それを感じさせない内容。11日からの2軍教育リーグでも快打を続ける意気込みだ。