<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>阪神のドラフト1位森下翔太外野手(23)が、21日から発売されるカルビープロ野球チップス第2弾のカードに登場する。裏面に顔写真とプロフィルが書いてあるレギュラーカードではない。第2弾にはどんなカードがあるかを知るためのチェックリストだが「球団の新人では16人目となる開幕スタメンを勝ち取った」と、23年3月31日の日付入り。プロデビューの開幕戦での1シーンだ。森下自身は集めてはいなかったが、小さいころに買っていたという。「うれしいですね。自分が子どものころに買っていたものに出るというのはうれしい」と笑顔だ。すでに球場や書店、専門店などで買えるタイプのカードでは森下も登場しているが、全国のスーパーなどで買えるプロ野球チップスなら、全国の子どもが手にすることができる。森下は「野球人口もそうですし、そういうところに貢献できたらなと思っているので、そういうひとつにはなっているかなと思います」と笑顔。森下のカードを引いた子どもがプロ野球、阪神タイガースに、野球そのものに興味を持ってくれることを願う。森下のフルスイングやスライディングキャッチなど、はつらつとしたプレーをぜひマネしてほしい。今年はWBC優勝の影響で前年を上回る売り上げとなっている。例年のように第3弾は発売されず、第2弾で終了となり、新人はセ・リーグでは森下だけ。パ・リーグでは西武の蛭間拓哉外野手(22)だけで、こちらはレギュラーカードで登場している。森下も蛭間も現在は不動のレギュラーとして活躍している。カルビーの製作担当者が夏場の活躍を見込んで春先にリストアップしていたのは、長年の経験からの先見の明だろう。阪神で第2弾から登場した新人は2年前の佐藤輝明内野手(24)以来。岡田彰布監督(65)は当時ドラフト史上最多6球団が競合した大物ルーキーとあって第1弾から登場。この年は296種類発行され岡田監督は7枚登場(大きさやバリエーションの違いは含まず)している。岡田監督が主力として日本一となった85年や亀山、新庄フィーバーだった92年には関西地区では阪神の選手しか出ない特別バージョンが発売されたこともあった。森下もこのまま3番打者として18年ぶりの「アレ(=優勝)」に貢献すれば、来年度のプロ野球チップスではレギュラーカードやスターカードとして、ますます子どもたちの憧れの選手となるだろう。【阪神担当=石橋隆雄】https://news.yahoo.co.jp/articles/cc2c2a3ff810d3f1afe197b214613d7e0aaa8e09
阪神 森下翔太がプロ野球チップス第2弾で初登場 セ・リーグ新人ただ1人、カルビー先見の明
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