「ヤクルト4-2阪神」(30日、神宮球場)
まだまだこれからよ-。阪神は連勝が3でストップ。それでも岡田彰布監督(65)は3、4月を13勝10敗1分けの貯金3で終えたことを評価した。3ゲーム差の首位・DeNAを追いかけていく上で、課題に挙げたのは6番打者。この試合は井上が初回2死満塁での三振など2三振に終わっており、今後は状態が上向いてきたクリーンアップの後を任せる打者を見極めていく。
快進撃はひとまず止まった。3試合連続完封勝利の勢いそのままに今季2度目の4連勝を狙ったが、4月最後の一戦で先発・才木は初回から2四球と乱れるなど3回3失点と背信。前日まで3試合で40安打26得点の打線も、この日は4安打2得点と快音は途切れた。
それでも岡田監督にとっては実り多き4月となったはずだ。「手応えっていうか、まだちょっと探り探りやったしなあ。まあでも、貯金があるいうのはええことちゃうの、はっきり言って」。24試合で13勝10敗1分けの貯金3。敗戦直後だったが、穏やかな笑みを浮かべながら開幕からの1カ月を振り返った。
収穫の半面、「6番打者」という課題も浮き彫りとなってきた。「まだまだ、そらチームも落ち着かんしな。そらなあ、6番とかでもなあ、やっぱりまだ固定できないわ」。6番に入った井上は初回2死満塁の絶好機で空振り三振に倒れるなど2三振を喫した。3点を追う九回も1死二、三塁で6番に打順が回り、代打・原口の三ゴロの間に1点を返すのみだった。
6番は開幕から6試合でドラフト1位・森下(中大)が座ったが、打撃不振で2軍で再調整。代わって昇格した井上は27日・巨人戦(甲子園)で3安打を放つなど奮闘したが、28日・ヤクルト戦(神宮)第1打席の左前打を最後に11打席8三振と下降線をたどった。未来の大砲候補は「練習するしかない。本当にそれだけだと思います」とうなだれた。
岡田監督は「そろそろな、5月入ったらある程度やっていかなあかんと思うけどな。なかなか(好調が)長続きせえへんもんな、やっぱりな。だからいい時に使わんと。徐々に変えていかなあかんわな、その辺はな。もう、お試し期間というか、そういうのはもうないよな」と苦しい胸の内を明かしながら、今後も選手の調子を見極めながら最適解を導き出す考えを示した。
敗戦締めの4月となったが、3ゲーム差で首位・DeNAを視界に捉えている。18年ぶりの“アレ”という実りの季節へ種はまかれたはずだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a687d5121bb6dc3a361879b704b701a783f4ff4
【ブレないデイリー】今日の一面
阪神・岡田監督 連勝ストップもポジティブよ「貯金があるのはええこと」 課題は6番「やっぱりまだ固定できないわ」
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