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 阪神が17日、今オフのメジャー挑戦を希望していた藤浪晋太郎投手(28)のポスティングシステム使用を容認したことを発表した。この日、嶌村聡球団本部長(55)が兵庫・西宮市内の事務所に取材に応じ、すでに本人に容認を通達したことを明かした。

 藤浪は昨年12月の契約更改交渉中からメジャー挑戦希望を球団に伝え、すでに複数回の話し合いを終えていた。今年9月28日には今オフにメジャー挑戦を目指す意思を正式表明。「大リーグは野球の最高峰。若いうちに挑戦したい。基本的に自分の気持ちは変わらないので、しっかり伝えたい」と熱意を明かしていた。

 一方、球団側は百北球団社長が9月28日時点で「タイガースにとって大事な戦力。結論を出したわけではございません」と強調しながらも「彼の強い意思、憧れは十分届いています」と一定の理解を示していた。早い段階で岡田彰布新監督(64)の承諾も得ており、シーズン終了直後のスムーズな容認が実現した。

 今季は2年連続で開幕投手を任され、レギュラーシーズン16試合登板で3勝5敗、防御率3・38。最速162キロと150キロ前後のスプリットを最大の武器に、完全復調の気配を漂わせた。8月以降はレギュラーシーズン先発7試合のうち6試合でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を達成。先発も中継ぎもできるユーティリティー性もあり、大リーグ複数球団のスカウトが球場で視察を続けてきた。

 すでに米球界屈指の超大物代理人、スコット・ボラス氏(69)の事務所にエージェントを選定済み。大リーグ移籍への準備を本格的にスタートさせる。

 ◆藤浪晋太郎(ふじなみ・しんたろう)1994年(平6)4月12日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭3年時に甲子園で春夏制覇。12年ドラフト1位で4球団競合の末、阪神入団。1年目の13年にセ・リーグでは67年江夏(阪神)以来となる高卒新人2桁勝利。15年最多奪三振。14年日米野球、17年WBC出場。21、22年開幕投手。197センチ、98キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸4900万円。

 ◆ポスティングシステム 海外FA権取得前の選手が、大リーグへ移籍できる制度。日本野球機構(NPB)を通じて大リーグ機構(MLB)に、契約可能選手として通知される。以前は入札が行われていたが、現在は譲渡金支払い意思のある全球団と交渉できる。日本選手では00年オフにイチロー外野手(オリックス)が初めて申請し、マリナーズ移籍。阪神では06年オフに井川慶投手がヤンキースへ移籍した。19年オフの菊池涼介内野手(広島)、20年オフの菅野智之投手(巨人)西川遥輝外野手(日本ハム)のように、交渉が成立せず残留するケースもある。





【阪神】藤浪晋太郎のポスティング容認を発表 超大物代理人ボラス氏事務所で大リーグ移籍へ(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/bd53119ecd1f354495e4ab48e9248afde8efd875  そうと決まれば思い切りやってこい。



ボラスで確定だったんだ藤浪 pic.twitter.com/IcbPRn6JMH


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