
みんな、信じよう! 最多安打のタイトルを3度獲得するなど、2010年代前半に阪神の中軸として活躍したマット・マートン氏(38)=米大リーグ・カブス、ベースボール・オペレーション補佐=が31日、米国から阪神ファンに激励メッセージを寄せた。11年には東日本大震災を経験。そこで感じた「信頼」を、新型コロナウイルス感染拡大を乗り越えるキーワードに掲げた。
阪神タイガースファンの皆さん、お久しぶりです。連日、恐ろしく悲しいニュースが流れています。新型コロナウイルスに苦しまれている方々がいることに、心を痛めています。一日も早い終息を願っています。
私自身も落ち込んでしまいそうになりますが、世界中の人々が苦しんでいるときこそ、お互いに助け合い、困難に立ち向かっていかなければなりません。イエス様が私たちのために十字架にかかってくださったように、困難に直面している人々を愛し、手を差しのべることこそ、私たちが今、すべきことではないかと感じています。
藤浪選手、伊藤隼選手、長坂選手に陽性反応が出たことも日本の友人から聞きました。長坂選手とは会ったことはありませんが、3人のためにも、米国から祈っています。
2011年3月11日、日本にいた私は東日本大震災を経験しました。私が育った米国南部では地震はほとんどないため、恐怖を感じました。一方で被災した方々が苦しみ、悲しんでいる姿を見て、とても心が痛みました。微力でも、できることがあれば何でもしたい。そう思いました。
私たち家族も最初は不安でしたが、日本を離れようとは一切、思いませんでした。日本こそ私たちが今いるべき場所だと思っていましたし、心から第2の故郷だと感じていたからです。そして何より、私たちが日本の人々を心から信頼していたからです。
困難に立ち向かうときに、何よりも大切なことは信頼です。私たちは何が起きたとしても、球団のリーダーや周りの人々が私たちを安全に導くために、正しい判断をしてくれると信じています。揺るぎない信頼を持つことです。個々の力は小さくても、力を合わせ、一つになれば、とても大きな力に変えられると信じています。
タイガースの選手のみなさんは、辛い現状を見つつ、いつか訪れる開幕へ、最高のコンディションを整えようと調整していることでしょう。昨季はいい状態でシーズンを終えました。昨季後半の状態を礎に、さらに強いチーム作りをしているところだと思います。今年は新加入の井上選手、ボーア選手、サンズ選手に期待しています。彼らが昨年のクライマックスシリーズ時のメンバーに加われば、とても強力なチームになると思っています。
ボーア選手はオープン戦で長打がなかったと聞きましたが、自分の才能を信じてください。日本のバッテリーの傾向や癖を学んでください。オープン戦の結果にとらわれず、自分を信じてベストを尽くすこと。それがレギュラーシーズンの大事なときに、チームを勝利に導くことになるはずです。
今でもファンの皆さんには心から感謝しています。阪神ファンは世界中のあらゆるプロスポーツのファンの中で一番素晴らしいと思っています。信じて、あきらめないでください。また、ファンの皆さんにお会いできることを、心から楽しみにしています。
Matt Murton@mmurton9
日本のことを思い、祈っています。私たちは今までも、そしてこれからも「3.11」を忘れることはありません。
2020/03/12 09:08:32
そして今、お互いに助け合い、励ましあい、一緒にコロナウィルスの困難を乗り越えましょう!
Keep Fighting! Believe!🇯🇵 #Ganbarimasho
Matt Murton@mmurton9
Fujinami, Ito, Nagasaka san ganbatte! Praying for everyone effected! Ganbarimasho! 🇺🇸 🇯🇵 #COVID19 https://t.co/VUTCuslnNV
2020/03/30 07:48:09
マートンは神、、素晴らしい
コロナ禍に打ち勝とう!元阪神・マートン氏が虎党に激熱メッセージ「何よりも大切なことは信頼」(サンケイスポーツ) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000021-sanspo-base …