8月上旬来日予定の阪神の新外国人、コルテン・ブルワー投手(30=元ヤンキース3A)から、7月31日までに日刊スポーツの読者へ熱いメッセージが届いた。「タイガースが勝つために全力を尽くすことを約束するよ」と決意表明。湯浅京己投手(24)の長期離脱が避けられない状況で、ブルペン陣の一角としてフル回転が期待される右腕は「絶対に諦めない姿勢と回復力の早さには自信がある」と意気込みを語った。【聞き手=高野勲】新助っ人ブルワーははやる気持ちを抑えきれなかった。「日本に行く日が待ち切れないよ!」。7月9日にヤンキースから放出され、同19日に阪神が契約を発表。「今はテキサス州にいる。自宅のあるダラスと、故郷のカントン(テキサス州)を行ったり来たりしている。実家にはジムがあり、いつでも好きなだけトレーニングができるんだ。またルイスビル(同州)のD-Batというスポーツ施設でも汗を流している。できる限りの努力をしている」と準備を続けている。剛腕助っ人は「今は(最速)156キロくらいかな」と話し、一番の武器である150キロ超のカットボールについては「カッターは16年ごろから自然と身についた。それから徐々に、今のような完全な形になったよ」と力を込めた。「絶対に諦めない姿勢と回復力の早さには自信があるよ」。湯浅の長期離脱によりブルペンの増強は喫緊の課題。優勝を争うチームで、フル回転の活躍を誓った。元メジャーリーガーは、多趣味だ。「釣りや弓をつかった狩りが好き。テレビゲームもギターも時々楽しむよ。ゴルフも大好きだよ! また、ちょっと危ないけどスケートボードとスノーボードも楽しんでいる」とアグレッシブだ。家族はテリーサ夫人と1歳、0歳の2人の息子がいる。「一緒に日本へ行くよ。私と家族を受け入れてもらうことを心から楽しみにしてます。おいしいものを食べるのが好きだし、日本でもそれが楽しみなんだ!」と日本食にも興味津々だ。近年ではドリス、ジョンソン、スアレスらが阪神で大活躍している。「ドリスの動画は見たが、彼のように活躍をすることは大変なことだ。いつの日か彼と阪神について語り合える日が来るといいね」と、くしくも同じ背番号「98」を背負う助っ人と自分を重ねた。「私は『忠誠心』と『敬意』をとても大切にしている。それらは日本の野球の方が米国を上回っていると思う。その美徳に触れるのが待ち切れない。タイガースが勝つために全力を尽くすことを約束するよ」。8月上旬に来日予定。早くも岡田阪神への忠誠を誓った右腕が、早期の1軍合流を目指す。○…阪神が絶妙のタイミングでブルワーにオファーを出していた。これまでも日本の球団から誘いはあったが、メジャーでやりたい気持ちが上回っていた。「次に日本のチームから話があったら、絶対に受けると自分に言い聞かせてきたんだ」という思いの時に、声をかけたのが阪神だった。日本人メジャー投手とも一緒にプレーした。「レッドソックス時代には沢村と、パドレスでは牧田とチームメートだった。2人ともスーパーナイスガイで、すばらしい友人だよ!」と振り返った。◆コルテン・ブルワー 1992年10月29日生まれ。米テキサス州出身。カントン高校から11年ドラフト4巡目でパイレーツに入団。16年12月のルール・ファイブ・ドラフトでオフにヤンキースに移籍。17年オフにメジャー契約でパドレスへ移籍。18年に11試合に登板。オフにトレードでレッドソックスへ19年はリリーフで58試合に登板し1勝2敗。防御率4・12。20年は11試合のうち4試合先発もしている。その後ロイヤルズ、レイズを経て今年3月からヤンキースに移籍。今季はメジャーで3試合登板。3Aで15試合に投げ防御率1・35。メジャー通算84試合、防御率4・98。右投げ右打ち。193センチ、100キロ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef286a995e5b250ebd0564256f4b93ec61c66a8e
新助っ人右腕ブルワーからメッセージ「タイガースのために全力を尽くすよ!」
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