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 糸井アニキの前でG倒弾! 阪神佐藤輝明内野手(23)が、17日の今季ラスト巨人戦(東京ドーム)へ決意を語った。今季限りでの現役引退を発表した糸井嘉男外野手(41)も同行する一戦。先輩が見守る前で豪快アーチを放ち、1.5差で迫る宿敵を引き離したいところだ。勝てば04年以来、18年ぶりとなる「伝統の一戦」年間15勝。3位死守の快音を響かせる。

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 みっちり練習した直後だ。佐藤輝は最後に甲子園の取材エリアに姿を現した。糸井が同行する今季ラスト巨人戦へ向け準備OK。13日の引退会見にサプライズ登場した後、「さみしいな」と何度も言われた先輩だ。照れ笑いを浮かべて「弟」の顔になって言った。

 「すごくお世話になった兄貴です。一緒にできる期間が残り少ないんで、しっかり目に焼きつけます」

 矢野監督はこの日、「試合に出る形では連れていってやれないけど、東京でも嘉男に会いたいファンの人もたくさんいると思う」と説明。出場選手登録はされないが、近大の先輩でもある糸井が熱視線を送る前で負けるわけにはいかない。「『今日は何の筋トレするんですか』とか、たわいもない話を(したい)」と超人譲りのトークで笑いも交えつつ、「もっと練習してうまくなれよってことだと思うんで、頑張ります」。会見で「練習せえ」とゲキを飛ばされたことに触れ、気合を入れた。

 勝てば04年以来、18年ぶりとなる「伝統の一戦」シーズン15勝。1.5差に迫る宿敵の先発は4試合で防御率1.09と抑え込まれている戸郷だ。11勝は青柳と1差のリーグ2位と強敵だが、今季13打数4安打、打率3割8厘と相性はいい。先輩の2年連続最多勝アシストのためにも、背番号8のバットに期待がかかる。

 「いい投手なんで、本当に。チームとして束になって1試合勝って、(甲子園に)戻ってきたい」

 ここまでチーム唯一の全135試合出場。大卒野手が2年目以内に全試合出場となれば、81年岡田彰布(2年目)、05年鳥谷敬(2年目)以来3人目となる。「体重は増えてはないですけど、そんなにガーっと落ちることなく来ています」とコンディションも維持してきた。残り8試合、最後まで走り切る覚悟だ。

 21試合連続ノーアーチの男に、矢野監督も「去年24本打ったんやから、20はもちろん打ってもらった方がいいし、打点も挙げてもらった方がいい」と期待。大好きなアニキへ、勇姿を届ける1日にする。【中野椋】

 ▼今季の阪神は巨人戦で14勝9敗1分け。すでに2年連続の勝ち越しを決めており、17日に勝てば04年以来、18年ぶりの巨人戦年間15勝に到達する。なお年間最多は17勝で、79、03、04年に記録している。

 ○…リードオフマン中野が、巨人戦必勝へ打線の火付け役になることを誓った。この日、矢野監督が「みんながキーマン」とした上で、「拓夢が(塁に)出ていることがキーマンかなと俺は思う。チーム全体が機能して動いていくから」と説明。中野は「(1番は)チームの勝敗を左右するぐらいの本当に大事な打順だと思っている。なんとか初回から勢いを与えられるように、積極的に頑張っていきたい」と力を込めた。




【虎になれ】それでも1発を期待したい佐藤輝明 引退決めた左の大打者2人が送った同じフレーズ(日刊スポーツ)  https://news.yahoo.co.jp/articles/0ac77393062a6119c0e6ed7d817198e3ffba218b 自分もファンとして福留選手と糸井選手と同意見前者とはタイプ違いますが打者としてしっかり練習たくさんしてほしい。今のままじゃ物足りないからね。



この記事を読んだ後だと、大学の後輩の佐藤輝明に伝えたい事ありますか?という質問に「もっと練習せえ!(笑)」といたずらっぽく返答した糸井嘉男、軽く言った印象以上に深い発言に思えるんよな。 俺はこの一言聞いて、ズシンときた。  https://twitter.com/yamanogen/status/1570051766972215296 


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