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JFKをはじめ、球界に一時代を築いた阪神のリリーフ陣に、不安の影が漂っている。昨季のセ・リーグ6球団の救援防御率は

<1>中日 2・92

<2>ヤクルト 3・25

<3>巨人 3・49

<4>広島 3・50

<5>阪神 3・83

<6>DeNA 3・89

で、阪神は5位に沈んでいた。

さらに深刻なのは、中継ぎ陣の不振だ。前述の球団別救援防御率から、各チームの最多セーブ投手(防御率は、中日=R・マルティネス2・06、ヤクルト=マクガフ2・52、巨人=ビエイラ2・93、広島=栗林0・86、阪神=スアレス1・16、DeNA=三嶋4・08)の成績を差し引き、「中継ぎ陣防御率」を出すと

<1>中日 3・03

<2>ヤクルト 3・36

<3>巨人 3・56

<4>広島 3・86

<5>DeNA 3・87

<6>阪神 4・29

つまり、昨季の阪神中継ぎ陣は、リーグ最低の防御率だった。4点台だったのも唯一である。中継ぎ陣防御率と最多セーブ投手防御率の差3・13も最大で、セ最多の42セーブを稼いだスアレスとの間に大きな断層が生じていたことが分かる。

昨季のイニング別失点で、阪神は8回に最多の79点を失っていた。ワースト失点イニングが8回だったのは、セ・リーグではほかに広島(100失点)だけだ。救援防御率セ1位の中日35失点の、実に2倍以上にのぼる。阪神のこの回に限った得点圏被打率は3割3分6厘(125打数42安打)で、他イニングの2割4分3厘から1割近くも悪化した。8回のピンチにほんの少し踏ん張っていれば、拾えた白星もあったに違いない。昨年Vのヤクルトとはゲーム差なしの2位だったチームにとっては、悔やんでも悔やみきれない終盤の不出来だった。

阪神ではかつて、藤川球児やウィリアムス、近年ではマテオやジョンソンらそうそうたる「8回の男」たちが、相手の反撃を断ってきた。そんな日々が遠い昔にすら感じられる。在籍2年で67セーブを挙げたスアレスは、メジャーへと去った。昨季の悔しさを晴らすには、救援陣の抜本的な再建が欠かせない。【記録担当=高野勲】




岩貞・馬場・小川・石井あたりの活躍に期待したいですね。 #阪神タイガース 8回に最多79失点の阪神 リーグ最低防御率「中継ぎ陣」抜本的な再建必要(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf810a1b435e469456155c9cba9c90fd7d2f205 


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