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時は来た! 18日の広島戦(甲子園)で1軍に昇格する阪神・井上広大外野手(21)が17日、鳴尾浜で調整。「上(1軍)で結果出してなんぼの世界」と意気込みを口にした。開幕13試合でわずか5本塁打と長打力不足が目立つ打線にウエスタン4発の若き右の大砲候補が加わり、首位広島打倒に向けて再加速する。

本拠地甲子園に戻っての首位広島との3連戦を前に、背番号32の1軍招集が決まった。鳴尾浜から荷物を運び出す井上は、1軍での戦いを前に、これまで積み重ねた日々に目を向けた。

「やっぱり上(1軍)で結果出してなんぼの世界なので。上で結果を出すために、今どういうことをしないといけないのか意識して、やってきました」

開幕を2軍で迎えたが「マイナスなところは本当になかった」と振り返る。ウエスタン・リーグ17試合に出場し、リーグトップの4本塁打、同2位の13打点。長打力という明確な武器を変わらずに発揮し、出番を待ち続けた。1軍の戦力として戦うそのときは思ったより早くやってきた。

チームは開幕から13戦を終えて、7勝5敗1分け。白星こそ先行しているが直近のDeNA戦では連敗を喫し、リーグで2番目に少ない5本塁打など長打力不足が課題になっていた。開幕5番の佐藤輝はいまだ本塁打ゼロで、スタメン落ちも経験。オープン戦で打撃チーム3冠の活躍を見せて「6番・右翼」で開幕スタメンをつかんだD1位・森下(中大)は、4日の広島戦(マツダ)を最後に20打席ノーヒット。この日、出場選手登録を抹消された。

2軍調整が決まった森下に代わり、高卒4年目を迎えた井上に白羽の矢が立った。これまで1軍では通算8試合16打数1安打と結果を出せていないが、今年2月の春季キャンプでは紅白戦なども含めた実戦9試合で3本塁打を放ち、岡田監督が野手のキャンプMVPに選出。成長は著しい。

開幕2軍が決まった3月下旬にも指揮官は「一年間、戦力になるよ。誰かが調子悪なったり、けがもあるかもわからんし。そのときにはすぐいける力はもうついてるから」と話し、井上がシーズンを戦い抜く上での重要な一人だと期待していた。

井上は「正直、思ってない」昇格タイミングだったと明かした一方で、準備は常に続けてきた。「結果が出ないときは〝受け〟になっている」と北川2軍打撃コーチから指摘され、打ちにいく姿勢などを意識付けてきた。対戦する投手の傾向も、より深く頭に入れるように努めてきた。全ては1軍で結果を出すための日々。あとは試合でぶつけるだけだ。

「チームに何を求められているのかしっかりと理解して、その中で自分が何をすべきなのか一番に考えて、ゲームに入っていけたら」

井上が力を込めた。右翼でいきなりスタメンの可能性も十分。3連勝中でここ9戦8勝と勢いづく広島を相手に、力を示すべき場面は必ずやってくる。(邨田直人)

■井上 広大(いのうえ・こうた)

2001(平成13)年8月12日生まれ、21歳。大阪・大東市出身。履正社高では2度甲子園に出場し、3年夏は3本塁打などで初優勝に貢献した。20年D2位で阪神入団。1年目はウエスタンで9本塁打を放ち、10月15日の中日戦で1軍初出場。通算8試合出場、1安打1打点、打率・063。189センチ、101キロ。右投げ右打ち。背番号「32」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ac88ac09584afdb813a926ffe5e7c8b75e92c1a


井上広大が二塁打2本で今季1軍初昇格!【阪神タイガース】(ラブすぽ)  https://video.yahoo.co.jp/c/21160/5a36d5cbd03304c9911da145bfb1498e262ae597  佐藤の代役候補かいずれにしても、阪神の得点源になる選手が多くないと優勝争いも厳しい



4/18の阪神要素 ・井上広大が1軍で爆発宣言 『上で結果を出すために、今どういう事をしないといけないのかを意識してやってきた。上で結果を出してナンボの世界。自分が何をすべきかを一番に考えて、ゲームに入っていけたら』 今がまさにドンピシャのタイミング 起爆剤として1軍で暴れてもらおう


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