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 岡田・阪神の開幕投手候補が、順調な調整を進めている。

 2月7日、沖縄県宜野座で春季キャンプ中の阪神タイガースはシート打撃を開催。新外国人のシェルドン・ノイジー(アメリカ)とヨハン・ミエセス(ドミニカ)にアベックホームランが飛び出し、宜野座村営球場に詰めかけた3000人のファンから大きな拍手が送られた。

 新助っ人がはつらつとプレーを披露したなかで、昨シーズンの最多勝&最優秀防御率の2冠に輝いた虎のエース・青柳晃洋が連日のブルペン入りした。キャンプ初日、2日目と連日でブルペン入りをしていた右腕は、降雨で室内練習だった6日もブルペンで57球を投球。そして、この日も姿を見せた。
 
 開幕投手の座を狙う右腕は全体ウォーミングアップ後、身体を十分にほぐし、ブルペンの一番奥に陣取ると、ストレートを中心に投げ込んだ。

 途中からブルペン捕手を打席に立たせると、シンカー、スライダー、ツーシームなど変化球を織り交ぜ、低めを意識して投げ込んだ。この日は85球を投げ、徐々に球数を増やしていき、実戦登板に向け調整を続けている。

 前日には、左腕の伊藤将司も「開幕投手をやりたい気持ちは強いので、そこを任せてもらえるように今キャンプは頑張っていきたい 」と“開幕投手”を狙う発言が飛び出すなど、先発陣の競争争いは激しさを増している。

 18年ぶりの優勝を狙う猛虎にとって、今季も右腕の活躍は必要不可欠になる。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

https://news.yahoo.co.jp/articles/965b8951f2a1b8161a55ca94daf7ed8236c051ad 
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