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 阪神岡田彰布監督(65)が、3月のWBC日本代表に内定している中野拓夢内野手(26)の「遊撃封印」を明言した。昨年までの拙守克服へ、就任以来、二遊間強化に取り組んでいる。遊撃レギュラーだった中野の二塁転向は、岡田構想の「肝」とも言える。侍ジャパンでは遊撃起用の可能性があるが、代表合宿に合流するまで春季キャンプでは二塁専念で徹底的に鍛える方針を明かした。

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 日の丸を背負う前に、やるべきことがある。岡田監督が守備力強化に、強い意志をにじませた。3月のWBC日本代表に内定している中野の春季キャンプにおける練習方針を問われると、断言した。「こっち(宜野座)ではショートはやらせへんで。セカンドでやるわけやから、今年は」。侍ジャパンで遊撃の本職は、源田だけ。WBCでは中野も昨年までの定位置である遊撃の守備に就く可能性は十分にある。しかし指揮官は、代表合宿でチームを離れるまでは「遊撃封印」の方針を掲げた。

 チームは昨年まで拙守に苦しんだ。岡田監督は就任から二遊間の強化に着手した。遊撃でベストナインに輝いた中野の二塁コンバートを決断。アレ奪回を目指す岡田構想の目玉のひとつだ。日本代表の強化合宿は17日から始まる。中野が春季キャンプに参加する期間は限られている。「(代表で)ショートやるってオレ知らんから。(二塁専念は)当然よ。シーズンに向けてのキャンプやから」と言い切った。

 キャンプインから10日をメドに決まりごとの確認や連係プレーなど、目指す野球を浸透させる構えだ。今季から二塁を任される中野にとっても、新たに覚えることは多い。遊撃候補の小幡、木浪と二遊間の呼吸を合わせておく必要もある。「16日に(侍へ)行くみたいやから、それまでにサインプレーとかやるよ、みんな」。短期集中で、中野を二塁で鍛え上げ、侍ジャパンに送り出す。

 中野不在の期間は、ほかの選手にとって、大きなチャンスとなる。岡田監督は「まあ、出る機会は増えるよな。中野がいてない分な」。二塁候補の渡辺諒、熊谷、植田らが結果を出し続ければ、首脳陣にとってうれしい悲鳴にもなる。指揮官は「二遊間では飛び抜けてる」と中野の打撃と走力を高く評価する。2番二塁で固定するためにも、岡田監督の考えはブレない。【石橋隆雄】

 ◆中野の侍デビュー 22年11月の強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」で4試合に出場した。5日の日本ハム戦では「9番・二塁」で先発出場も2打数ノーヒット。栗山監督は「慣れないポジションで頑張ってくれた」と感謝した。6日巨人戦では9番・遊撃で先発も2打数無安打。9日オーストラリア戦では二塁の守備で途中出場。10日のオーストラリア戦では8番・遊撃で先発し、9回の最終打席で初安打となる中前打を放った。計7打数1安打で打率1割4分3厘に終わった。

 ◆侍ジャパンの二遊間事情 遊撃は西武源田が最有力。二塁はDeNA牧、ヤクルト山田で争うが、牧を一塁起用することで共存も可能だ。中野は二塁、遊撃ともにそつなくこなせるチーム唯一の存在。貴重な二遊間のバックアップとしてベンチ待機が見込まれる一方、源田にアクシデントがあればスタメンのチャンスも。ソフトバンク周東も内野をこなせるが、昨季公式戦では三塁、中堅、右翼での出場が主だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e70a1be8ad1db48509556118faaf3c2223d684a


阪神・岡田彰布監督、WBC日本代表内定の中野拓夢にキャンプ中は二塁へ専念させると明言(サンケイスポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/4d28987c7a49e3c1f42c9f88b0aedc04cbe74746  前監督と違ってぶれないくて安心しました。 ペナント優先は当たり前だと思う。



団体競技なんやからお互いしゃあないやろ。他のスポーツでも代表と所属チームでポジションが違うなんて普通にあるわけやし。 阪神・岡田監督、23日に侍・栗山監督とトップ会談へ チームで二塁、侍で遊撃構想の中野の調整法は?(スポニチアネックス) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/0e16b4b5336cedf240202da2bcbc1d9e5247ba2c 


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