<「猛虎再建論」第3回:中西清起氏>

阪神が来季、15年ぶりの優勝を果たすための克服課題を日刊スポーツ評論家陣が「猛虎再建論」と題し、リレー形式で提言します。第3回は85年日本一の守護神で元投手コーチの中西清起氏(57)です。防御率は12球団1位ながら、西や青柳ら先発陣のレベルアップが必要とし、具体例を挙げて解説しました。【取材・構成=寺尾博和編集委員】

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今季の阪神は「投高打低」の傾向にあった。得点力の低下が投手陣にも影響を及ぼした。特にリリーフに“おんぶに抱っこ”のシーズンだったといえる。

先発で2ケタ勝利をマークし、白星が先行したのは西1人。規定投球回数をクリアしたのは西と青柳の2人だった。打線に反発力が見込めないので、先発を引っ張れなかった。

防御率では先発3・90に対し、リリーフは2・70の数字だった。シーズンを通してジョンソンが働き、ドリスがいて、後半は藤川が安定し、ブルペンの踏ん張りが目立った。

来季に向けては先発ピッチャーを作ることがテーマになる。先発の軸だったメッセンジャーの退団からエース不在、計算のできる先発の「数」がそろわない状況になった。

今年の投手成績でいうと西だろうが、「エース」というには物足りなさを感じてしまう。西が先発の3番手ぐらいに控えるぐらいのローテーションを組むのが理想的だ。

高校生にかたよったドラフト補強だったから、チーム強化は現有戦力の底上げが中心になる。今年成長した青柳らにもさらなるレベルアップが求められる。

期待が高かった高橋遥らは、ゲームは作れるようになったが、“ここ”という時に痛打された。体力、メンタル両面で非力なことがあらわになった。

芽を出しつつあった才木、小野らが戦力にならなかったのは残念だった。どうして故障者が出るのか? という原因を徹底的に突き詰めてほしい。

CSでリリーフ役だったガルシアが中継ぎに回るのなら、岩崎の先発を考えてもいいだろう。岩貞らの中堅を含め、先発の枚数をそろえながら競争を激化させたいものだ。

また、藤浪復活が大テーマなのは言うまでもない。若手、中堅、新外国人も含め、できるだけ長いイニングをまかなえる先発ピッチャーをそろえたい。【取材・構成=寺尾博和編集委員】



うん、同感。そもそも西なんかが実質エースの 時点でチームとしての先発力が低い証。 本来西なんて3番手程度にいる投手で、来年落ちるの目に見えてる。青柳も今年のみの確変やからこれからは遥人やな。 阪神救援陣に頼りすぎ、先発陣の底上げを/中西清起(日刊スポーツ)  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191024-10230470-nksports-base 



阪神救援陣に頼りすぎ、先発陣の底上げを/中西清起 どうして故障者が出るのか?という原因を徹底的に突き詰めてほしい←大事 CSでリリーフ役だったガルシアが中継ぎに回るのなら、岩崎の先発を考えてもいいだろう。岩貞らの中堅を含め先発の枚数をそろえながら競争を激化→  https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910230000470.html 


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