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阪神のドラフト3位新人、桐敷(きりしき)拓馬投手(22=新潟医療福祉大)は、即戦力左腕としての期待のほかに、「珍名さん」としても話題となっている。インターネットサイト「名字由来net」によると、全国の「桐敷」姓はおよそ120人だという。

阪神選手の珍しい名字といえば、源五郎丸洋(げんごろうまる・ひろし)投手が筆頭だろう。81年ドラフト1位で大分・日田林工から入団しながら、86年限りで引退。故障のため1軍戦登板なしのまま終わったのが、なんとも惜しまれる。もっとも、名選手となった珍名さんもいる。ミスタータイガース掛布雅之は、球団最多の349本塁打。プロ野球に在籍した「掛布」姓はほかにない。名前の強い印象とともに、ファンの記憶に永遠に残るだろう。

球界全体に広げると、珍しい名前の選手はまだまだいる。

◆一言多十(ひとこと・たじゅう=46年セネタース、47年東急・48年急映、50年阪急)1リーグ時代46年中日戦で、13四死球を出しながら完投勝利という、名前にも負けない珍しい記録を樹立。口数が多かったのか少なかったのか、人柄にまで思いをはせたくなる名前である。

◆赤根谷飛雄太郎(あかねや・ひゅうたろう=48年急映・49年東急)投手として通算22試合に登板し、2勝を挙げている。名作野球漫画「巨人の星」の主人公、星飛雄馬も顔負けの立派な名前だ。

◆三宅宅三(みやけ・たくぞう=50~57年毎日・58~59年大毎)俊足巧打の外野手で、55年の3試合連続三塁打は、現在もパ最長タイ記録として残る。上から書いても下から書いても三宅宅三。回文のようなその名前は、1度見たら忘れられない。

桐敷の話に戻る。プロ野球で「敷」という漢字が名前に入るプロ野球選手は過去5人。

◆本屋敷錦吾(58~63阪急、64~69年阪神)

◆板敷保(60年南海)

◆金敷一美(84~86年ヤクルト)

◆下敷領悠太(08~10年ロッテ)

◆鬼屋敷正人(10~17年巨人)

いずれも珍しい名前ばかりだ。このうち唯一の阪神OB本屋敷は、立大時代にはチームメートの長嶋茂雄を差しおいて主将も務めた。プロ通算1195試合に出場した内野手だった。

さて、桐敷の「桐」である。プロ野球始まって以来、名前にこの字を使う選手は過去に1人しかいない。89年日本ハムにドラフト外で入団した桐山明佳捕手。大阪桐蔭では今中慎二投手(同年中日ドラフト1位)の同僚だったが、プロでは公式戦出場のないまま92年ユニホームを脱いだ。従って桐敷が1軍戦に出場すれば、公式記録に初めて「桐」の字を記すことになる。相手打者をキリキリ舞いさせ、球史にその名を刻んでほしい。【記録室 高野勲】




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