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 阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)が22日、大学時代から慣れ親しんだ三塁へのこだわりを改めて示した。雨のため甲子園室内と鳴尾浜室内で実施した新人合同自主トレ後に代表取材に対応。外野起用を基本方針とされる中、キャンプ地には三塁用を含む内外野3種類のグラブを持ち込むことを明かした。

 これもプロで戦っていく上での心意気か。佐藤輝は沖縄・宜野座の1軍組に加わることが決まっている春季キャンプに向けて三塁手、一塁手、外野用の3種類のグラブを持っていくことを明言した。

 「そうですね、もちろん」

 矢野監督が明かしている通り、まずは外野を主戦場とした競争が基本線でも、外野専念が決まったわけではない。指名あいさつの場で「本当は内野をやってみたい」と直訴するなど、大学2年から本職としてきた三塁へのこだわりは強い。

 自分が、どうありたいのか、どうなりたいのか――。積極的な自己表現は矢野監督の求めるところでもある。三塁には昨季28本塁打で既に開幕4番を“約束”されている大山が君臨していても、挑む心は尊い。シーズンは長く、万が一の有事も思えば、佐藤輝の挑戦には確かな意味がある。

 3種類のグラブはいずれも用具提供を受けるミズノ社に用意してもらったものだ。三塁用は近大時代に使用していた楽天・藤田モデルからサイズを少し大きくし、好きな選手のハビエル・バエス(カブス)と同じブロンド配色にした。外野手用は巨人・梶谷モデル、一塁用ミットはヤクルト・村上モデルをベースに、それぞれ深さや大きさを調整した。

 バットは同じミズノ社から提供を受けた広島・堂林モデルを2種類持ち込み、試しながら使用感を見極めていく考え。自らの道を切り開くべく、打撃も守備も持てる力を全てアピールするつもりだ。

 道具以外で持ち込むものには、寮でも使う特注マットレスのポータブルバージョンを挙げた。「(睡眠は)大事だと思う」。特に今春はコロナ下で外出に制限がかかる中、野球だけに全集中する意味でも、重視した。

 雨の影響と体力測定も兼ねて新人合同自主トレでは初めて甲子園室内を使った。「とても広くて、すごく使いやすい」。23日で第4クールを終え、次が最終クール。競争の火ぶたが切られる瞬間が近づいてきた。(阪井 日向)

 【ポジションに関する阪神首脳陣の発言】

 ▽20年10月27日矢野監督(ドラフト翌日、佐藤輝への指名あいさつ後に)「大山がサードでいますし、佐藤君は外野もやっていたということなので、外野でやってもらいたいというチームの事情もありますけど」

 ▽11月23日井上ヘッドコーチ(スポニチ本紙のインタビューで)「彼は大学では三塁を守っている。それで“阪神に入ってきましたね。じゃあ佐藤君、三塁を守ってよ”というふうな形にはできない。なぜなら今季、ホームラン王争いをした大山がいるから」

 ▽12月12日矢野監督(関西テレビの番組で開幕予想オーダーを発表し「6番右翼」に佐藤輝)「現状、僕は外野を考えているんですけど、外野の守備がどれぐらいできるかというのもポイントになってくると思う」

 ▽21年1月3日矢野監督(本紙の新春インタビューで)「アイツ(佐藤輝)に伝えたのは“まずは外野や”と。バッティングが一番の魅力で、その特長で獲った選手。でも、そこを思う存分発揮させるためにも、悠輔(大山)を動かして佐藤、とは考えにくい。そう考えると春のポジションはまず外野になる」

 ≪登場曲はお楽しみに!≫佐藤輝は22日夜にサンテレビ「熱血!タイガース党」にリモートで生出演した。今季の登場曲に大ファンの「ももいろクローバーZ」の楽曲を採用するかとの質問には「△」と回答し、「これはもう初打席のお楽しみにってことで。(もう決まってる?)お楽しみです」とけむに巻いた。1年目の目標には30本塁打と新人王を設定。「背番号8といえば佐藤と言われるように」と意気込んだ。




矢野方針に“待った” 阪神ドラ1佐藤輝、三塁グラブ持ってキャンプへ 外野主戦場も三塁で大山に挑戦(スポニチアネックス)  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210123-00000010-spnannex-base  ホーッ、新人ながらそういう心意気は凄い‼️。大山に挑戦状ってか〰️❗️。😱 チーム内で切磋琢磨だー❗️。💪



#今日の1面】 佐藤輝選手がキャンプに三塁用を含む内外野3種類のグラブを持ち込むことを明かしました🐯 基本は外野での起用が想定されていますが、本職へのこだわりは捨てません‼️ #佐藤輝明 #tigers pic.twitter.com/vmIFpyz5x6


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