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 阪神の梅野隆太郎捕手(28)が17日、甲子園施設で自主練習を行い、オンライン取材に応えた。自宅待機期間はトレーニングに加えて過去の映像、データを駆使した“開幕シミュレーション”を行っていたことを明かし、自チームから3人の新型コロナウイルス感染者が出たことについても言及。正捕手、選手会長としての自覚をにじませた。

 実に19日間におよんだ活動休止期間で、正捕手の梅野は“開幕シミュレーション”に時間を割いた。

 「キャッチャーなので、自分のトレーニングだけじゃなく、過去の動画を見返したり、相手チームの見れるモノを見たり、去年はどうだったか?と考えたり。そういう意味では(時間を)有効に使えたと思います」

 開幕の見通しすら立たない現状を嘆いている暇はない。「ここまで家に居ることは今までの人生でなかった」という時間を有意義にするために、過去の映像やデータにかじり付いた。目的は「同じやられ方をしないため」と明確そのもの。打たれた過去を分析し、今季の対戦で封じる姿を思い描く。中でも強くイメージしたのは西勇と中日・ビシエドの対決だった。

 「例えば西さんはビシエドによくやられたので、策があるのか?どういう対策ができるか?と考えた。準備の段階でやっておく事が大事。同じことを繰り返さないように」

 エースの西勇は昨季、ビシエドに10打数6安打1本塁打と打ち込まれた。その全試合でマスクを被っただけに深く記憶している。同じ轍を踏まぬよう、脳をフル回転。滞りなく、リハーサルを完了させた。「自重のトレーニングや素振りです」というできる範囲の練習と並行させて、正捕手として最大限の準備を遂行した。

 自主練習3日目のこの日は、内野ノックから始まり、ティー打撃→ロングティー→ダッシュ→階段ダッシュのメニューをこなし、みっちり汗を流した。「甲子園で体を動かせる気持ち良さ、野球ができる喜びを感じられています」。充実の表情で語った最後には、選手会長として言葉をつないだ。

 「福留さんもおっしゃっていたように、(感染者が)自チームから出たことは真しに受け止めないといけない。開幕はいつになるか分かりませんが、野球で返せるようにやっていきます」

 5月中の開幕がなくなり交流戦も中止になった。なかなか見えてこない2020年シーズン。その日が来た時は、自身もチームも一回り成長して、虎党に勇姿を届ける使命がある。(巻木 周平)




梅ちゃんは今年、また一皮剥けると思う。去年で虎の正捕手になれた。今年は球界を代表する捕手になるよ😉😉😉。 阪神・梅野 活動休止期間も自宅でデータ分析“開幕シミュレーション”― スポニチ Sponichi Annex 野球  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/04/18/kiji/20200418s00001173044000c.html 


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