阪神・石井大智投手が8日のヤクルト戦(甲子園)に3番手として8回に救援登板。1イニングを3者凡退に抑えるパーフェクト救援を披露し、1―0の勝利に大きく貢献した。
今季ここまでは同点、4点リードなどのシチュエーションで登板してきた右腕だが、この日は正真正銘の〝勝ちパターン起用〟。2020年のドラフト会議で独立球団から8位指名された苦労人右腕は、着実にチームのセットアッパーの座をつかみつつある。
試合後は勝利投手の大竹、決勝点を挙げた大山とともに自身初のヒーローインタビューも経験。僅か1点のリードで強力ヤクルト打線と対峙する鉄火場のマウンドだったが「お立ち台の方が緊張しました」と苦笑まじりで振り返り、報道陣の笑いを誘った。
ベンチからの期待に見事に応えてみせた背番号69の姿に岡田監督もニンマリ顔。「自信をもって投げているというか、マウンドでの姿も様になってきた」と目尻を下げた。
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