1


阪神北條史也内野手(25)が13日、漢字1文字で表す来季目標を「打」と定めた。大阪・和泉市の大阪母子医療センターを慰問し、クリスマスパーティーに参加。

“北條サンタ”は入院する子どもたちとゲームなどで触れ合う中で、来季は木浪や植田らとの激しい遊撃争いに打ち勝つ意気込みを明かした。球場に足を運べない子どもたちのためにレギュラーで活躍し、メディアを通して勇気を届ける。

   ◇   ◇   ◇

北條は阪神に入団した13年から毎年、障がい児入所施設や母子医療センターを訪問するなど、社会貢献活動を継続している。この日訪れた大阪・和泉市の大阪母子医療センターは故郷の堺市に隣接し、今年で4年連続。クリスマスパーティーに参加し、病気やケガと闘う子どもたち約200人と触れ合った。

ステージ上で来季の意気込みを示す漢字1文字を聞かれると、「打」と書き込んだ。「打たないと試合に出れない。来年はしっかり、いっぱい(試合に)出て目立ちたいなと思います」。今季は82試合に出場も、スタメン出場は47試合。新人木浪が優勢で、レギュラー定着はならなかった。来季はここに植田ら若手も加わり、激しいポジション争いが予想される。ライバルに打ち勝ち、グラウンドに立ち続けるために「打」のアピールは必須だ。秋季キャンプでも打撃練習に比重を置き、右打ちの技術や長打力の向上を図ってきた。

試合に出られなかった時間も、決してムダにはしない。悔しい思いをした今季を振り返った漢字は「学」と答えた。控えに回れば、矢野監督が名前を挙げるほど人一倍、声を出してベンチを盛り上げた。その中で、試合に出て活躍するためのヒントを学ぶことができたという。「野球の見方や(捕手の)配球とか、いろいろ考えながら(試合を)見れた。自分ができることをしっかりやって、自分にプラスになるように」。シーズン終盤は起用も増え、DeNAとのCSファーストステージでは1試合5打点の活躍をみせるなど存在感をアピール。「結果を出したら、出場機会も増える」。本人が一番、「打」の重要性を理解している。

子どもたちを前にして、言葉にした「目立ちたい」という言葉。そこには特別な理由があった。「病気の子たちはなかなか、外に出て(試合を)見れないと思う。試合に出て、活躍してる姿をテレビで見てもらって、勇気を与えれたらいいなと」。子どもたちが病気やけがに打ち勝てるパワーをグラウンドから届ける。心優しき北條サンタは1年中、子どもたちのサンタになる。【奥田隼人】

◆今季の北條 開幕1軍も新人木浪に遊撃を譲ることが多く、昨年56試合だったスタメンは今季47試合(遊撃37、三塁10試合)に減少。だが出場機会に恵まれない中、ベンチでの盛り上げ役や代打でバントをこなすなど地道な貢献を続けた。だが終盤は勝負強い打撃で何度もチームを救った。負ければCS進出が完全消滅した9月21日広島戦では、途中出場で5号決勝2ラン。DeNAとのCSファーストステージでは、全3試合にスタメン出場。10月5日第1戦では5打点を挙げ、CS史上最大の6点差をひっくり返す逆転劇を呼び込んだ。




#阪神 #望月惇志 投手 来年の漢字1字は「勝」 #北條#大阪母子医療センター を慰問 初めての参加でゲームや病室を回って交流 今季 先発プロ初勝利を挙げ1軍登板8試合(先発5試合) #望月「自分が投げて勝ちたい 自分に対しても勝ちたい」 何事にも勝ち病気やケガと戦う子供達に勇気を届ける pic.twitter.com/hwxNq5LBby



今季の漢字『学』、 来季の漢字『打』だそうです😊 阪神北條サンタ、病気と闘う子どもに遊撃奪取誓う  https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912130000805.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp 

続きを読む