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 借金6の4位と地力を発揮してきた阪神で、チーム同様に大いに盛り返してきているのが、来日2年目の助っ人ラウル・アルカンタラ投手(29)だ。

 2020年に韓国で20勝を挙げ、21年から推定年俸2億円の複数年で獲得した右腕は、そもそも先発候補として来日。だが、昨季はわずか3勝、2年目の今季もキャンプで左脚を故障し、早々と先発ローテーション争いから脱落した。だが、復帰後は中継ぎに転向すると、セットアッパーとして〝新境地〟を開拓した。

 ここまで22試合で防御率2・95、リーグ3位の15ホールドと、今やブルペンに欠かせない人材に。金村投手コーチも「(湯浅)京己と2人で、ホールドをどんどん稼いで、タイトル争いに絡んでほしい。チームにとってもいいこと」と、現在リーグ2位の16ホールドの湯浅とのタイトル争いまで期待している。

 金村コーチは配置転換での「覚醒」はあらかじめイメージできていたと振り返る。

「転向を打診したときに、本人が『今年はその準備もしてきた』と。去年も一応、中継ぎはやったけど、先発に未練残しながらみたいな感じだったけど、今年は最初から『どっちでもやる』と。今年は何が何でもという気持ちは、本人にもあったと思うよ」

 実際、昨季59回1/3で6本浴びた本塁打は、21回1/3でいまだゼロ。MLBのスカウトも「短いイニングで自分の出力を最大限出すほうが向いていたのかもしれない。去年は150キロ前後だったフォーシーム(直球)の平均球速が、3~4キロは上がってると思う。制球力はもともとあるほうだし、メジャーのブルペン枠にも十分、入れる」と、評価している。

 近年、虎のブルペンを支えた助っ人投手たちは、ラファエル・ドリス(現ホワイト・ソックス3A)、ピアース・ジョンソン(現パドレス)、ロベルト・スアレス(現パドレス)らがメジャーで活躍。そんなこともあり、チーム関係者は「うちで中継ぎでやった外国人ピッチャーは全員、メジャーに行っている。そういうのだって、モチベーションに変えてくれればいい。何がきっかけになって、どんなチャンスがあるかなんて誰にも分からないこと。このままレベルアップできればさらにいいセットアッパー、将来はクローザーにだってなれる」と期待を寄せている。




新天地でイキイキと投げています! 【阪神】アルカンタラ〝配置転換〟で覚醒 中継ぎ転向が吉と出た!  https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/npb/4253990/ 



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