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フロント職から8年ぶりに現場復帰した阪神・和田豊2軍監督(60)が、〝3本の矢〟ならぬ〝3枚の田〟でV奪回に燃えている。

和田2軍監督は阪神の1軍監督を退任した2015年以降、オーナー付きシニアアドバイザー、テクニカルアドバイザーを歴任。1軍監督経験者が2軍監督に着任するのは球団史上初だ。「緊張感があるし、身の引き締まる思い。使命感が湧いてくる」と話すが、気合は十分。「岡田監督、平田ヘッドコーチも含め、3人とも名前に〝田〟がある。やっぱりこの〝3枚の田〟のトライアングルを大事にして、しっかりコミュニケーションを取っていく」と誓う。

〝3本の矢〟といえば戦国武将の毛利元就。3人の息子たちに「1本の矢では容易に折れるが、3本まとめては折れにくい」と一族の結束の大切さを説いた故事で知られる。トラ版の〝3枚の田〟はそろって阪神生え抜きで、1985年の日本一から暗黒時代、2003年と05年のリーグ制覇…まで、ともに天国も地獄も味わった〝腐れ縁〟は確かに大きな強みだ。

和田2軍監督は先日、岡田監督が指揮する秋季キャンプに途中参加。「過去にコーチとしても一緒にやってきているし、知った部分はあるけど、15年たって変わられた部分もあった。どこがかは詳しく言えないけど、貴重で有意義な1クールとなった」と振り返り、「改めて、戦力になる選手を1軍に送り込むというやりがいしかない」と力を込める。

「ここ何年かはアマチュアの選手も(フロント職で)見てきたし、今年ドラフトで入ってきた選手についてもわかっている。そういったことも、いい方に生かしていきたい」と和田2軍監督。優れたデータ解析の手腕は打撃コーチに専任してまだ2年目の03年から発揮され、当時の田淵幸一チーフ打撃コーチが「今年ウチが優勝できたのは俺じゃなく和田のおかげ」と感謝したほどだ。来季から阪神首脳陣の中枢をなす岡田、平田、和田の〝3枚の田〟に期待したい。(岩﨑正範)

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e804d16092a7f0d77cd91195b972febc065c933


和田2軍監督、 岡田、平田、和田… 3本の田!でいくらしいです😂


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