(セ・リーグ、阪神-ヤクルト、6回戦、16日、甲子園)阪神のドラフト6位・小川一平投手(23)=東海大九州=が、五回途中から2番手として登板。公式戦で初めて甲子園のマウンドに立った。
「(公式戦では)甲子園初登板でしたし、ファンの方々の前で投げることも初めてだったので緊張しましたが、自分のペースでしっかりと投げることができてよかったです」
先発・中田の後を受け、五回2死一、三塁の場面でマウンドに立った。緊迫した場面も、エスコバーを三ゴロに抑え、見事に火消し。続く六回もマウンドに上がると、2死満塁とピンチとしたが、広岡を二ゴロに抑え、ここも無失点で切り抜けた。力投するルーキーに場内から大きな拍手が送られた。
小川は7月1日の中日戦(ナゴヤ)以来の登板。甲子園での公式戦初登板に加え、有観客での投球も初めてだった。虎党へお披露目となったルーキー右腕が、自慢の快速球で甲子園を沸かせた。