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 「ヤクルト4-2阪神」(23日、神宮球場)

 ノーヒッターから先制点を奪っても勝てんか…。阪神はヤクルトに逆転負けを喫し、連勝ストップ。2012年以来、夏のロード負け越しとなった。先発の秋山が投手・小川に勝ち越しの適時打を浴び、同点に追いついた直後の拙攻、そして決勝点につながる遊撃・木浪の判断も…。スキのない野球ができなければ、首位・巨人の背中は見えてこない。

 気持ちよく甲子園に帰りたかったが…。誤算の連続で逆転負け。矢野監督は「みんな精いっぱいやった結果なんで」。長期ロード最終戦を終えた選手をねぎらったが、勝ちきりたい試合でもあった。

 2試合連続で7点を奪った打線をテコ入れした。福留を12試合ぶりの先発で3番起用し、坂本に先発マスクを託した。初回には、前回登板でノーヒットノーランを達成した小川から先制。幸先はよかったが、少しずつ歯車が狂い出した。

 秋山が二回2死一、二塁で、投手・小川に勝ち越しの右前適時打を許した。2球で追い込むも、5球目の真ん中高めの直球を打たれた一打。カウントは有利だっただけに、もったいない一球だった。矢野監督も投球全体を評価した上で、「振り返れば反省するところであると思う」と悔やむ失点だった。

 長期ロード中は、投手に痛打を浴びる場面が目立った。10日・DeNA戦は国吉に決勝打。14日・広島戦は森下にダメ押し打。想定外の失点は、この日も尾を引いた。

 五回は無死一塁から坂本のバスターエンドラン、秋山のセーフティースクイズで同点。さい配がはまり、なおも1死二、三塁で上本が打席に立った。

 内野が前進守備を敷く中、初球のスライダーをひっかけて遊ゴロ。ベテランはうつむき、指揮官も「五回に一気に追い越せなかったのは」とポイントに挙げたシーンだった。

 決勝点も防げた可能性があった。七回1死一、二塁。代打・川端が遊撃への詰まったライナーを放つ。木浪はワンバウンドでの捕球を選択。捕球後に二塁へ送球したが、二塁・上本はどこにも投げられなかった。2死一、三塁となり、坂口の決勝打へとつながった。

 打球の勢いと、左打者・川端であることを考えると、二塁から一塁へ転送しての併殺は厳しい。二走・中村は打球の行方を見ており、難しい判断だが1点勝負だけに三塁封殺を狙う選択肢もあった。

 課題が残る敗戦で、長期ロードは8年ぶりの負け越し。それでも25日からは、今季11勝6敗2分けの甲子園に戻って中日を迎え撃つ。地に足をつけ、上位浮上への足がかりをつかむ。




【ブレないデイリー】今日の一面 阪神・矢野監督 誤算…8年ぶり夏ロード負け越し また投手に打たれ…木浪の判断も… 記事はコチラ→ https://www.daily.co.jp/tigers/2020/08/24/0013630248.shtml  #タイガース #阪神 pic.twitter.com/PAjSkQqSXN



投手にも打たれる原因を検証しないと 糸井さんと福留さんは代打に置いた方が逆に脅威になりそう 阪神・矢野監督 誤算…8年ぶり夏ロード負け越し また投手に打たれ…木浪の判断も…(デイリースポーツ)  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200824-00000023-dal-base 


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