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 ドミニカ共和国からの留学生球児が虎の助っ人から夢を与えられた。大阪偕星学園高3年のダビッド・バティスタ・モレノさん(18)、ワーネル・マニュエル・リンコン・デ・ラ・クルーズさん(18)は昨年11月、阪神のロハス・ジュニア外野手(31)からCSファーストS第1戦に招待された。試合後はアルカンタラ投手(29)らも加わり、4人の助っ人と交流。2人はロハスらの言葉を胸に刻み、目標に掲げるNPB入りを目指す。

 ダビッドさんとワーネルさんは日本の野球を学ぶため、高校1年だった19年6月に大阪偕星学園にやってきた。外野手だったダビッドさんは仲間に努力を認められ、自分たちの代では主将に。投手のワーネルさんは背番号1を背負った。3年夏の大阪大会は1回戦で敗退。勉強面でも言葉の壁に苦しんだが、「野球をやるため」と必死に日本語を勉強し、今月29日、無事に卒業式を迎えた。

 将来の夢はドラフト1位でのNPB入り。そんな2人にエールを送ろうと立ち上がったのがロハスだった。2人がドミニカ共和国大使館から3年間の頑張りをたたえる感謝状を受け取った際に、大使館の職員がロハスに連絡。米国に加え、ドミニカ共和国の国籍も持っていることから縁を感じ、2人をCSファーストS第1戦に招待した。

 試合前には球団関係者を通じて、ロハスはダビッドさんにバットを、アルカンタラはワーネルさんにグラブをプレゼント。試合後はマルテ、スアレスも合流し、交流を持った。ロハスは米国・ワバッシュバレー大に通っていたこともあり「野球だけでなく勉強もした方がいいぞ」とアドバイス。アルカンタラはワーネルさんに「大学に行ったらもっと頑張れよ。頑張ったらプロに行けるぞ」と力強く語りかけた。

 ダビッドさんは憧れの選手でもあるマルテに変化球の打ち方を参考にしていることを伝えると「ありがとう!またいつでも来ていいよ。連絡してね」と優しい笑顔を向けてくれた。祖国についても語り合い、ドミニカントークに花を咲かせた。

 至福の出会いから約3カ月がたつが、今でもその時の光景は鮮明に記憶に残っている。かつてはドミニカのウインターリーグでスター選手だったロハスとマルテ。ダビッドさんはロハスについて「(前は)もっと足の速い選手だったけどな~」と当時を振り返りながらも「まだまだ盗塁してほしい」と走力に期待。マルテにも「もっとホームランを打ってほしい」とエールを送った。ワーネルさんは「先発で投げてほしい」とアルカンタラの活躍を願った。

 今後は2人で関東の同じ大学に進学する。4人の虎のヒーローと交わした言葉を胸に刻み、大学でも鍛錬を重ねる決意。そして、その先にある“ドラ1”の夢をかなえてみせる。




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