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 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)

 天狗(てんぐ)になるなよ!阪神の井上一樹ヘッドコーチ(49)が10日、ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=に「打てるやんって思ってほしくない」と“愛のゲキ”を飛ばした。9日の日本ハムとの練習試合で“プロ初本塁打”を放ち、11日の練習試合・日本ハム戦(名護)での4番起用もある黄金ルーキーが“慢心”する可能性を戒めた。

 普段は陽気な井上ヘッドコーチが表情を変え、佐藤輝に対して語気を強めた。「ある意味、打てるやんって思ってほしくない」。今は怪物級のパワーで圧倒的な存在感を示しているが、この世界は甘くない。指導者であり、厳しいプロの道を生き抜いてきた“先輩”からのメッセージだ。

 今年の対外試合初戦となった9日の練習試合・日本ハム戦(宜野座)。黄金新人は「2番・左翼」でフル出場し、右翼ポール際への実戦1号を含む3安打3打点と大暴れした。破壊力抜群の野人スイングに加え、変化球を捉える技も兼ね備える背番号8。井上ヘッドは「大したもんだよ」と舌を巻くが、現状に甘んじてほしくない。

 「これから(キャンプ)後半になって一流どころが投げてきたら、そら簡単に打てないことは分かっている」

 自身は鹿児島商から投手として1989年度ドラフト2位で中日に入団。4年目シーズンの途中から野手に転向し、力強い打撃を武器に20年間のプロ野球人生を駆け抜けた。酸いも甘いも経験してきたからこそ、伝えられることがある。天狗になるなよ-。

 11日は対外試合2戦目となる日本ハム戦(名護)。大山ら主力組は宜野座に残留する予定で、佐藤輝が4番で起用される可能性もある。「いろいろ対戦していく中で右(投手)ならこう、左ならこうと判断する材料になってくる」と矢野監督。相手の先発は左腕・加藤。9日も左腕・福田の前に空振り三振を喫しており、左投手への対応力が問われる場となる。

 佐藤輝の1年目の目標は「30本塁打と新人王」。高みを目指す21歳の姿は、周りの虎戦士の成長も促す。井上ヘッドコーチは「他の先輩たちの意地もあるだろうし、メラメラくるものを俺は期待したい」と佐藤輝がもたらす相乗効果に思いを寄せた。




もちろん、本人もまだこんなところで油断する気などさらさらないでしょう。 【阪神】ドラ1佐藤輝明に“テング厳禁”指令…9日1号&猛打で井上コーチ「『打てるやん』と思ってほしくない」 : スポーツ報知  https://hochi.news/articles/20210210-OHT1T50229.html 



【阪神】ドラ1佐藤輝明に“テング厳禁”指令…9日1号&猛打で井上コーチ「『打てるやん』と思ってほしくない」(スポーツ報知) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/64dffd445a139c2c5e2ccd68e836bf8762356e40  下で粘って拾えるのは既にプロのレベルにある証拠やんね


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