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 オレが引っ張る! 阪神は15日、16日からのヤクルト3連戦(松山、神宮)に向け、空路で愛媛入りした。首位ツバメの後は巨人と激突する試練の1週間。攻守にチームを支える梅野隆太郎捕手(27)は「守り勝つ」野球を掲げ、猛虎浮上ウイークにすることを誓った。

 セ界の対戦が早くも2巡目に突入する。ここまで15試合、借金3で5位に沈む阪神が、首位ヤクルトを相手に再スタートを切る。好調ツバメ軍団から唯一、勝ち越したのが開幕カードの猛虎。恐れることはない。梅野がチームを引っ張る。

 「(ヤクルトは)もちろん開幕のときより状態はいいでしょうし、線としてつながってるイメージもある。週の頭になるし、この前(前日14日の中日戦の快勝)の流れじゃないけど、勢いに乗っていけるようにしたい」

 伊丹空港で語気を強めると、こう続けた。

 「打ち勝つよりも、守り勝つようにやっていきたい」

 相手はリーグトップ85得点を誇るが、開幕3連戦でわずか3点(○2-1、○1-0、●1-2)に抑えたのは事実。「(開幕3連戦を)参考にしながらやっていきたい」とうなずいた。

 チーム防御率4・60はリーグワースト。正捕手として、投手陣をここで立て直す。ツバメを再度撃ち落とし、2-4日の東京ドームで屈辱の3連敗(計25失点)を喫した巨人へリベンジする。試練の1週間だが、浮上のキッカケとするには、最高の相手でもある。

お立ち台での新たな決めゼリフ「明日も勝つばい!」のフェイスタオルも発売された。9日のDeNA戦での初「勝つばい!」の後、4連敗を喫したが、前日14日も力強く「あさっても勝つばい!」と宣言したばかり。ここからは有言実行だ。 (大石豊佳)

https://www.sanspo.com/baseball/news/20190416/tig19041605040011-n1.html

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