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<エキシビションマッチ:阪神3-0西武>◇1日◇甲子園

阪神のチーム最年長糸井嘉男外野手(40)が、西武とのエキシビションマッチ(甲子園)で“今季初”の猛打賞をマークした。5番・左翼でスタメン出場し、西武先発ニールから3安打。1回の左安、3回の右安はチェンジアップを逆らわずにとらえた。5回には右翼ポール横、あと数十センチで本塁打となる大ファウルの後も集中力を切らさない。外角スライダーをうまくひっかけ右安を放った。

「状態はいいと思います。完全体です!」前日7月31日に不惑を迎えた超人は、大好きな漫画「ドラゴンボールZ」に登場する強敵セルやフリーザが最強の最終形態になった時に使う「完全体」で自身の状態を表現した。ちなみに自身が大好きなキャラはスーパー・ベジータと移籍1年目の17年に明かしている。

佐藤輝の加入もあり、今季は代打での出場が多く、前半戦は40試合(スタメン7試合)で打率2割、3本塁打、8打点。矢野監督は「嘉男が今日みたいに打ってくれると。後半戦に必要な選手なんで」と喜んだ。

前日はナインから誕生日を祝福された。糸井は「ああいうふうに何十個も離れた後輩たちから祝ってもらえたのは感激ですし、プロ野球生活の中でも思い出に残る日になりましたね」と感謝した。阪神移籍後、過去4年の8月の通算は打率3割4分3厘、7本塁打、27打点と「8月男」ぶりを発揮。試合前練習では外野を黙々と走り込むなど、その強靱(きょうじん)な体をしっかりと鍛える。今年の8月の超人は「完全体」でさらに期待できそうだ。【石橋隆雄】

▼糸井は8月の試合で阪神移籍後3割4分3厘、通算3割2分で、これらはいずれも月別最高。また8月の猛打賞は阪神で6度、通算26度で、こちらも月別最多だ(成績はすべて、3・4月と9月以降はそれぞれ合算)。




糸井嘉男、マジで出たら結果出すんだから矢野さんもっと使って



糸井さん良すぎるから矢野さん悩むやろな 後半戦が楽しみ 怪我が1番怖い


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