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 ビッグボスの初陣に燃えているのが糸井だ。10学年下でも、日本ハムでのルーキーイヤーが現役時代の新庄監督がメジャーから復帰した04年。いわば“同期生”で「僕にとって特別な存在。新庄さんで育ってますから」とかねて野球人としても目標にしてきた。

 「5番・DH」での出場に気合十分。元気な姿を新庄監督に見せたい。「2・8」を意識し、キャンプ初日から若手と同一メニューをこなしてきた。翌日に控えたフリー打撃でも109スイングで柵越え16本。体も若い。第2クールで実施された体幹を鍛えるコアチューニングを指導した伊達弘泰氏も「規格外だったのは糸井さん。あの年齢でやばいです」と証言するほどだ。

 「フルメニュー?普通のこと。妥協なくできている。明日の試合は楽しみ。日本ハムの選手にどう言われているか想像しながら、シートノックから見たい」と気合もMAX。5日の紅白戦に続き、虎の鉄人が全開モードで挑む。(鈴木 光)

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