阪神は7日、対戦相手に新型コロナウイルス陽性者が相次ぎ、感染拡大を防ぐため甲子園で予定していたDeNA戦の中止を発表した。突然の中止を受けて阪神は先発ローテーションの再編に着手。同戦に先発予定だった秋山拓巳投手(30)はスライドせず、きょう8日の広島戦には藤浪晋太郎投手(27)が先発。それに伴い小川が中継ぎに再転向することが決定し、7回を務めることが濃厚だ。出遅れた猛虎が新ローテと新方程式で逆襲をかける。
不測の事態でDeNA戦は中止となり、先発ローテーションが再編されることになった。矢野監督は、この日先発予定だった秋山について「明日はない」とスライド登板を否定。直後に予告先発が発表され、当初の順番通り藤浪が、きょう8日の広島戦に登板することが決まった。
秋山は中8日で、あす9日に登板することが濃厚。それに伴い、開幕ローテ入りした小川について指揮官は「明日からは中に入れる」と中継ぎへの再転向を明言した。広島3連戦は藤浪、秋山、ガンケルの3人を起用する見込み。次カードの12日からの中日戦は西勇、伊藤将は変わらず、小川が抜けたことで3戦目が現状では谷間に。藤浪を中5日で投入するか、きょう8日のウエスタン・リーグの広島戦で先発し、80球をメドに投げる青柳の昇格が見込まれる。
開幕投手に内定しながら、コロナ陽性で出遅れていた青柳がローテに復帰すれば、実績や経験も踏まえた現時点でのベストメンバーが出そろう。昨季のチーム防御率はリーグ2位の3・30。しかし今季は開幕から1勝10敗と大きく出遅れたチームにあって、防御率は5・14、先発陣も4・46と本来の力を発揮できていない。巻き返しへ、まずは今季3度目の登板で初勝利を目指す藤浪が力を込めた。
「(甲子園は)本当のホームですし、雰囲気も違うかなと思うので一つ勝って良い勢いに乗れれば」。前回1日の巨人戦では自己ワーストの1試合3被弾で4回KO。2軍では新外国人のウィルカーソンも準備しているだけに快投が求められる。エース・大瀬良との投げ合いにも「金曜日に投げているとエース級に当たるのは必然。ゲームをつくることに集中したい」と静かに闘志を燃やした。
打開策を見いだせず、もがき苦しむ虎。期せずして訪れた新ローテ形成を逆襲の足がかりにしたい。(遠藤 礼)
阪神・藤浪 “リベンジ鯉倒” 先陣 ローテ再編で絶対雪辱!
甲子園で3タテ返しや
(デイリースポーツ)
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