
今秋のドラフト候補、智弁和歌山の右腕・小林樹斗が151キロをマークした。
17日に行われた甲子園交流試合の尽誠学園(香川)戦。1―8の六回裏から4番手として登板すると、5番打者の2球目に151キロを投げ、二飛に打ち取った。
八回には4番打者相手に再び151キロの直球で空振り三振を奪い、3回を投げて2安打3奪三振で無失点。大敗を喫したため、「151キロを投げても負けてしまうと意味がない」と笑顔はなかったが、かつて阪神、巨人などに在籍した中谷監督は「練習をしてきたことが甲子園の舞台で出せた」とエースの成長に目を細めた。
投げるたびにプロの評価を上げている。和歌山県の独自大会が始まると、初めて150キロを計測。6日の決勝で自己最速の152キロを叩き出している。ある球団のスカウトがこう言った。
■高橋は慶大、中森は明大…こちらはバリバリのプロ志望
「去年のセンバツの明石商戦で147キロ、夏の甲子園で148キロ。順調に成長していたんですが、昨秋は状態が上がらず失点を重ねる試合が多かった。大学進学かと思っていたんですが、冬とコロナ自粛期間にかなりトレーニングを積んだのでしょう。昨秋よりひと回り体が大きくなり、ここにきて投げるたびに球速がアップしている。カットボールなど球種も増えているし、完成度が高い中森(明石商)、高橋(中京大中京)といったドラフト上位候補と比べ、急激に伸びているのが、この小林です。中森と高橋は進学かプロ入りか悩んでいるが、バリバリのプロ志望なのも、プロからすれば評価できる。今年は豊作の大学生候補の調子次第とはいえ、現段階で外れ1位、つまり1位の12人に入ってきそうなところまで浮上しています」
交流試合未出場組の高校生投手では、最速153キロ右腕の福岡大大濠・山下舜平大(3年)がドラフト1位候補とされる。
それでも、巨人や阪神は甲子園での実績も評価するため、今回の交流試合を含めて“聖地”の土を3度踏んだ小林の人気は高まりそうである。
コロナ禍でアピールの舞台が限られる中、最速152キロ右腕がドラフト戦線に殴り込みをかけてきた。
和歌山)智弁和歌山 夢は後輩に 交流戦:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASN8K6VQ9N8KPXLB00K.html …
昨夏、星稜の奥川君と投げあって以来の甲子園のマウンドとなった小林樹斗君。八回、この日最後の打者を151キロの直球で三振に切ると、思わずガッツポーズが飛び出しました。
#高校野球
スカウト「ここまで伸びるか!」。
智辯和歌山・小林樹斗が自己最速を次々更新。
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2020/08/17/___split_94/ …