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 兵庫県尼崎市は、プロ野球・阪神タイガースが2軍本拠地を小田南公園(同市杭瀬南新町)に移転する計画について、誘致を進める方針を固めた。5月中に市、球団、親会社の阪神電鉄の3者で基本合意書を締結する。新本拠地は2025年2月に完成予定だ。市は地域住民の理解がおおむね得られたとしているが、多くの市民が利用する公園施設の大幅な変更には反対の声も残る。

 市によると、計画は阪神電鉄が小田南公園に3000~4000席のスタンドを備える2軍球場のほか、市民球場と芝生広場を整備。隣接する市有地に室内練習場や選手寮を新たに設置する。阪神電鉄は市に2球場と芝生広場を寄付する一方、市は球団に公園の40年間の営業権を与え、練習場や選手寮の土地使用料などを原資として、市民球場と芝生広場の整備費用を負担する。

 移転計画は16年、阪神電鉄から市に打診があった。現在の2軍本拠地の阪神鳴尾浜球場(西宮市鳴尾浜、1994年完成)が老朽化しているため、新たな球場を尼崎市内の阪神沿線に整備したいと要望した。市はスポーツ振興や観光活性化を狙い、協議を開始。2020年春、阪神大物駅から東に徒歩約5分とアクセスの良い小田南公園を候補地として選定した。

 約5万6000平方メートルの公園には市民球場や運動広場、ため池、大型遊具などがあり、年間約30万人が利用している。市は20年11月、地元住民に誘致の賛否を問うアンケートを実施。2738件の回答(回収率24・7%)があり、「賛成」「どちらかと言えば賛成」が75%を占めた一方、「反対」「どちらかと言えば反対」も17%あった。反対する意見として、公園としての機能の低下や周辺環境の悪化を心配する声が多かった。

 市はアンケート結果を受け、小田南公園だけでなく周辺の大物公園(約1万5000平方メートル)や市が管理する東部雨水ポンプ場も一体的に再整備する計画に変更。遊具は大物公園、少年野球やサッカーができる運動場は東部雨水ポンプ場にそれぞれ新設することにした。変更した計画案を21年春に住民説明会などで示したところ、一定の評価が得られたという。

 市は5月中に基本合意書を締結し、12月市議会で負担付きの寄付について議案が承認されれば、工事は22年12月に始まる予定だ。市経済部の藤田彰部長は、2軍本拠地の誘致による経済効果は年間約15億円と試算した上で、「市南部の活性化につなげたい」と期待している。

 一方、小田南公園を現状のまま残すよう求める陳情書を約200人の署名とともに2月市議会に提出したが不採択となった同市長洲東通の主婦、渡壁千代さん(64)は「これまでのように公園を使えなくなることを理解している人は少ない。もっと住民の声を聞いてほしい」と訴えている。【中村清雅】




やったー。 阪神2軍施設 尼崎市移転に近く基本合意へ 13日の市議会で小田南公園への誘致を承認  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/05/15/kiji/20210514s00001173726000c.html  #スマートニュース



阪神2軍本拠が鳴尾浜から尼崎市に移転 利便性も向上、25年2月供用開始(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/45886c5bc765758600577c3c14c8bc2ff4beb85a  これまで打たれた投手に「鳴尾浜行け」と行ってたのか、「大物行け」になるのか、あるいは😳


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