<高校野球大阪大会:履正社11-2信太>◇9日◇準々決勝◇豊中ローズ球場
各都道府県高野連が開催する独自大会は9日、各地で行われ、大阪大会準々決勝で大阪桐蔭、履正社はともにコールド勝ちした。両校は準決勝で打ち切られる大会の最後に対戦することが決定。甲子園交流試合の開幕日と同じ10日の午後3時30分から「大阪制覇」を懸けて激突する。交流試合に出場する強豪が聖地に負けない熱戦を繰り広げそうだ。
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元阪神・関本賢太郎氏を父に持つ履正社の勇輔主将(3年)は「4番捕手」で8回コールド勝ちに貢献した。
上向きという打撃は5打数2安打1打点も、リードを反省。「四球が多く、自分の裁量不足です」と大阪桐蔭との「決戦」に向けて慢心はない。
昨秋の大阪大会決勝では本塁打を放つも、チームは延長10回の末、9-6で惜敗。「2アウトから最後に点を取られた悔しさから、最後まで粘ることの大切さを痛感した。大阪桐蔭を倒すために集まったチームなので、ずっと意識して練習してきた。今までの成果をぶつける集大成です」と気合を入れた。
岡田龍生監督(59)は「課題だらけだが野球ができることに感謝して最後までやりたい」と闘志を燃やした。夏の大会での大阪桐蔭戦は99年に勝ったのを最後に11連敗中。昨夏の全国覇者として全力を出し切る。【関野真佑】